ナイアードの朝摘み薔薇水 1瓶に60輪の花のエッセンスを詰めて
ひとびんに60輪の花のエッセンスを詰めて、お届けします。 厳しくも豊かな自然に磨かれ、美しさのエネルギーに満ちたムゴナのばら「ダマスカス・ローズ」。そのばらから生まれたばら水の、深みのある甘さと軽やかな花の香りと優しいはたらきは、モロッコ女性の美しさの象徴として、古くから人々の憧れでした。甘く優雅で爽やかな香りに包まれ、リラックスしながら穏やかな引き締めと潤いの効果を楽しみましょう。まずベーシックな使い方として、化粧水をお試し下さい。 芳香成分が逃げないように、ガラスのボトルを使用しています。ボトルに触れた時、花びらのデリケートな感触や、ばら水の使用感と同じように柔らかなさをイメージさせる、フロストガラスのボトルを使用しました。ラベルの意匠には、土壁のレリーフやヘナアートなどのモロッコの伝統的な紋様を取り入れています。特に、ヘナアートをイメージして、特殊なインクで、模様の線が盛り上げる加工をしました。もちろん、燃やしても有害物質は発生いたしません。シンプルで優しい使用感とともに、モロッコの空気も一緒に感じていただければと思います。 再開しました | |||||||||||||||
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時間をかけて、ジャムを作るようにゆっくりと注意深く蒸留し、花と水と火だけから、私達のばら水はできます。含まれる成分は全て蒸留によって、ばらから抽出されるものだけです。 収量を限定する事で、香り高く、爽やかさに加え、しっとりこくのある使用感になっています。 | |||||||||||||||
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* これらの成分は、ごく微量でそのはたらきもとても穏やかです。 * 添加物は一切使用しておりませんので、開封後は清潔な手で扱い、冷暗所に保管し、3ヶ月以内に使い切って下さい。 * ナイアードでは、どの製品においても動物実験は行っておりません。 |
ナイアード 朝摘みばら水100ml販売価格(税込): 1890円 |
クリームのアルガンクリームに、保湿、ひきしめ用化粧水として、ばら水が加わって、ナイアードのスキンケアのトータルラインナップができあがりました。ナイアードの基礎化粧品シリーズとして、また、モロッコのナチュラルスキンケアシリーズとしてもおためしください。 ご使用方法:化粧水の他に、*オー・デ・コロン * 目のクールダウン(コットンにばら水を浸し、まぶたの上にのせます。) * リネンウォーター * エアフレッシュナー * 手作りコスメティックの基材 など |
ガスール、アルガンオイル(アルガンクリーム、アルガン石鹸)とばら水の組み合わせは、モロッコの美容法でとても伝統的で、効果的なもの。モロッコの美しくエネルギーに満ちた自然がもたらす恵みに、触れてみてください。
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ばら水も、アルガンクリームも、乾燥や衰え、疲れが気になる肌を元気にする素材です。洗顔後、ばら水でたっぷり保湿し、アルガンクリームで、しっかり乾燥を防ぎましょう。 ばら水の香りで、肌と心の疲れをリフレッシュ、アルガンオイル(アルガンクリーム、アルガン石鹸)の柔らかな使い心地で、リラックスいただけます。デリケートな肌の方にもお勧めできます。 オイルマッサージのように、たっぷりのばら水で肌をぬらしながらのマッサージも、清涼感に加え、しっとりとリッチな使用感を実感させる使用法です。 また、アダテペの石鹸、アルガン石鹸、ダフネ石鹸、ガスールから洗顔料をお好みで選んでいただく事で、どんな肌のタイプのお客さまにもご利用いただけます。 | ||
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ナイアードは、タイの工房の設立とともに「紹介から創造へ」というコンセプトを進めはじめています。 モロッコの工房もその試みの場のひとつとしてスタートしました。これから、ばら水、ガスールなどの自主生産を行う場所となります。 私たちのばら水は、ナイアードのモロッコと日本のスタッフ、ムゴナのアマジルの村の人々が共同で、ばらの栽培、買い付け、蒸留、そしてボトリングまでを自らの手で行います。 地域の人々(主に生産者)と理解と利益を分かち合う事で、より深く、広く長い上質さを求める気持ちを共有し、広める事が、伝統や環境を支える社会性を生み、それが本当のより力強いもの作りの道であると考えています。 右写真:ばらの買い付け風景。左、ナイアード・モロッコスタッフ、右、契約農家の人 |
ばらがもっとも多く芳香成分を含んで香り高いのは、早朝、日の出前の事。 村の人々は、この時間にばらを摘みます。そして、この朝摘みのばらが、私達の工房へ届けられます。右写真:届いたばかりのばら ばらの香りは、花びらだけでなく、雄しべ、雌しべの部分に特に重厚な香りがあります。香りに深みをつけるため、私たちは、花びらだけではなく、花全体、がく、しべの部分もばら水の原料として用います。 香りに苦味などが出ないように、枯れた花や葉などを、一つ一つ手作業で取り除きます。(左下:写真ばらの選別風景) つぼみにも、独特の爽やかな香りがあるので、花びらと咢を別に取り分けて使います。つぼみのままでは、香りが蒸気に出にくくなり、ばら水の香りが薄くなってしまうからです。 小さすぎるつぼみは、香りが弱すぎるので、乾燥しドライハーブとして市場に売ります。選別は、気の遠くなるような作業ですが、香りの良いバラ水を作るには、さけられない仕事です。 |
2005年は、ナイアードのスタッフが、つぼみや枝の選別作業を行いましたが、来年よりは、村の女性たちを雇用して行います。これが女性達の社会参加のきっかけになるのではと期待しています。 花の選別が終わるといよいよ蒸留ですが、量は1キロのバラにつき、1リットルです。花の香りが薄い場合などは、それより少なめに蒸留を行います。高すぎる温度や圧力は花の香りを損なうので、ジャムを作るようにゆっくりと花と水を暖めて蒸留をすすめます。芳香蒸留水は、一般的に、精油の副産物と考えられていますが、モロッコやチュニジアでは、あらかじめ芳香蒸留水を作る事を目的にします。もちろん、私達のバラ水も同様です。 蒸留したバラ水を数日保管すると、表面にうっすらと油膜が張ります。バラの精油です。私たちは、精油を別に取り分けませんから、お届けするバラ水には、わずかに精油も含まれる事になります。 |
ばら水を作る時に、一番大切なのは、蒸留中の火の管理とばらの保管です。特に、難しく手間がかかるのは実は、蒸留前のばらの保管。花やつぼみは、咲くためのエネルギーを貯えた部分。花開きながら、かすかに熱を発しています。花を積んだままにしておくと、花の山の中の温度は、時には50度近くになる程です。そのままにしておいたら、自分達の熱で蒸れて、みるみる瑞々しい色も香りを失い、枯れてしまいます。 発熱による劣化を防ぐため、ばらは、冷たい石やタイルの床に広げ、こまめに撹拌して冷まします。花を冷やす事には、芳香成分の揮発も防ぐ役目もあります。冷やす方法は、なかなかの重労働です。大きなフォークににた道具で、花を空中に放り上げて空気に触れされ、熱を飛ばすのです。ばらの花は、とても繊細で傷付きやすいもの。しかも傷がついても香りは悪くなりますから、機械では代用できない仕事です。人が花の様子を目と鼻で確かめながらの花のお守りをするのです。 写真:重厚な香りがたちこめる部屋の中で、花を撹拌するスタッフ |
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ムゴナの伝統的でバランスの取れた農業のあり方を知るなかで、伝統的なものが、現代の世界の中で、いつの間にか最先端のものになっているのを感じました。 そこで、私たちはエコセールの申請を行い、認可を受けました。認可番号は2066MA0500Z1fです。 エコセールは、ドイツに本部を置く、国際的なオーガニック認定機関であり、EU他70ヶ国あまりで、認定を行っています。 この認定では、毎年、製造の度にばらの栽培環境や、製造方法をチェックします。また、私達にエコセールの担当者は、モロッコの伝統的な有機農法の知識もある人です。 今後、エコセールの担当者、ナイアード、契約農家との共同作業で、よりよい農業とばらのありかたが、追求されるでしょう。それが、種となり、経済の発展のみならず、安全で豊かな、そして伝統的な農業をアマジルの村全体、地域に広がっていけばと考えています。 |
ムゴナは、アトラス山脈南面を走る、カスバ街道のほぼ中間点に位置する街です。 豊かな水と一年を通じて、乾燥し涼しい気候から、古くからバラの産地として知られた場所でもあります。 カスバ街道は、モロッコなど北アフリカ一帯の先住民族である、アマジルの村が点在する、モロッコの伝統が今も生きる地域です。谷ぞいの土で作った伝統的な家の集落と緑濃い畑の、素朴で自然と調和した美しい光景が見られます。バラも、彼等によって栽培される伝統的な植物です。 上写真:伝統的な模様のレリーフが施されたアマジルの土の家。 |
アマジル(自由人、高貴な人の意味)は、モロッコの先住民族です。アラビア語とは別の独自の言葉、文化を持ち、それがモロッコ独特の穏やかで素朴な雰囲気を生み出す源となっています。 今も、モロッコの人口のおよそ3割はアマジルの人々で、山岳地帯や谷の川沿いに土の家の集落を作って今も多くの人々が伝統的な暮らしを続けてます。多くのモロッコ人がアマジルの話をする時、自分達の血にアマジルの血が流れる事に誇りを持ち、その暮らしや歴史に憧れを込めて語ります。 アマジルの村では、居住エリアと畑のエリアを分けられます。川に近い低い場所に畑をつくり、それを囲むように小高い丘や谷の斜面に居住地域を設けます。村の一番高い場所に公共の井戸が掘られ、そこから、供給される水が、畑から川まで水路を縦横に走り、人々の生活と畑の作物の命を支えます。 ここでは、緑は、人が守り支えてこそ得られる貴重なものです。 |
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畑の中の水路。水路の周りには、バラの他、柳や白樺、ザクロ、アーモンドなどの木が生えています。 | 村から畑の遠景、緑は畑の区域。村のない場所に緑はほとんどありません。 |
強い日ざしの暑い、乾いた茶色の村を通り抜け、畑の区域へ足を踏み入れると、あたりはとたんに緑に溢れ、空気はすっと涼しく、まるで高原か豊かな緑の谷のような光景に一変します。樹木や湿った土によってうまれる冷たい空気と、居住地域の乾いた空気によって微気象が生じ、畑にはいつも涼しい風が吹いています。 畑には、様々な作物や果樹が混在し、人の食物の他、牛の飼料用の豆科の植物を転作し、地力を高め、肥料として、どこの家でも必ず飼われているヒツジや牛の糞が利用されています。つまり、パーマカルチャーに近い農業が伝統的に行われているのです。 こうした緑豊かな畑の周縁にバラは植えられますが、あくまで他の作物を守るものなので、特別な手入れはされず、自然のままに育ちます。現在では、畑によっては、残念ながら化学肥料を用いる場合もありますが、 私たちがバラを買い取る契約農家では、農薬はもちろん、化学肥料を使わず、アマジルの伝統的な有機農法を追求します。 |
写真:村の畑の入り口。小道ぞいにバラが植えられています。バラの脇は麦畑。 ムゴナのバラの特徴は、バラだけを栽培する専用の畑が無い事です。麦等の食と現金収入を支える作物を害獣等から守るため、畑と畑の境界を示すために植えられた、いわば農業の副産物であり、村びと自身にも、香りや薬草として大切に楽しまれている点です。 かつて、ある大きな海外の企業が、バラを安く買おうと強硬な圧力を村にかけた事がありました。村人達は、それに屈せず抗議の印として、バラを株だけ残して刈り取ってしまったことさえありました。バラは現金収入をもたらしますが、村びとにとって、バラは、それ以上に豊かな実りの畑の喜びと、アマジルの人々の結束と誇りを象徴する存在なのです。 |
中海と大西洋に面した北アフリカの国、モロッコは、サハラからの暑く乾いた風、海からの風がもたらす優しい雨と霧、アトラス山脈の雪解け水と、さまざまな気象がもたらす恵みのおかげで、自然素材の宝庫です。 その中でも素晴らしいものの一つが、ムゴナのバラ「ダマスカス・ローズ」。厳しくも豊かな自然に磨かれた、エネルギーに満ちたダマスカス・ローズの深みのある甘さと軽やかな花の香りとその働きは、古くから世界各地の人々の憧れでした。 ムゴナのバラが咲き始めるのは、アトラス山脈からの雪解け水がカスバ街道の村々を潤しはじめる4月の中旬から。収穫の期間は短く、ほぼ20日から40日間で、年によって大きく異なります。この期間だけでも、その貴重さがお分かりいただけるでしょう。 |
バラの収穫は、早朝の涼しい時間だけに限られます。太陽が高く登り、気温が上がると、バラの香りはどんどん揮発して薄くなってしまうためです。香り高いままの花を収穫するため、一家総出でバラを摘みます。 バラは、完全に開き切る寸前の物がもっとも香り高く、収穫はこの時期のものを選んで摘み取ります。 上写真:ばらをとる人、左写真:早朝のムゴナのばら、右下:早朝、ばらをとる人たち |
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