早いもので、もう来年の春夏アイテムの予約時期です。
今回も京都へ日帰りで行ってきました。
2017SSのシサム工房のテーマは「大地に吹く風」
大地に根付いた生活をする人々が、
当たり前の暮らしを送る中で生み出したデザインや、ちょっとした工夫に
美しさを見出しインスピレーションを受けて生まれたお洋服たちです。
アフリカの伝統デザインをモチーフに落とし込んだり
インドの生活着からヒントを得てデザインが生まれたり
ワクワクする工夫が凝らされています。
こちらのワイドサルエルパンツは
まっすぐに裁断された5枚の生地を直線縫いではぎ合わせて作られています。
そう!直線断ち、直線縫い。
縫製の苦手な人や初心者さんでもベテランさんでも
どんな技術でも縫えるまっすぐラインにすることで
お針子さんの仕事づくりを支えるデザインになっています。
なんて思いやりのあるデザインでしょう!
そしてもちろん着る人にとっても
適度にからだのラインを隠し、ゆったり気持ちよく着れるデザイン。
まさに、作る人も着る人も幸せになる服ですよね。
わかりにくいですけど、実は前身ごろに
大きなポケットがついている遊び心のあるトップスです。
透けず、暑すぎず、脇も高いので1枚で着られます。
パンツはスカートのように見えるフクロパンツ。
意外と着回ししやすく、自転車にも乗れるそうです。
縫製技術がグレードアップして
さらに肌触り、着心地よくなったオーガニックコットンシリーズ。
どんな体型、年齢でも着こなせるように細かいところでいろいろ仕込んで作られています。
見てください、この薄さ!これで「手織り」というから、驚きです。
細い細い糸を時間をかけて打ち込むショールは羽衣みたいです。
あまりショール類が充実していないてくてくですが次回は発注してみようかな・・!
ほかにも・・・
400年の歴史を持つインドの「チカン刺繍」ブラウス。
インド国外にはあまり出回らないレアな刺繍なのだそうです。
シサムの展示会に行くたびに
技術、クオリティがあがって、どんどんいいものになっていくのがわかります。
ものづくりの苦労も愛情も伝わってきて、
ほんとに、こういう服がちゃんと売れてほしいなあ、と思います。
わたしたちも、売るための工夫をいろいろしていかなければ、ですね。
来年の春夏モノ
ぜひぜひお楽しみに!
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