——- 生産者・吉沢さんから、ひと言 ——- |
収穫作業中の吉沢さんご夫妻 |
夫婦二人でパイプハウス10アール他、露地栽培でズッキーニ・レタス・セロリ・トマト・山ゴボウを中心に栽培しています。
二人ともポランの八百屋を10~13年経験した後に帰農。借家、借地で農業を始めました。
荒廃農地を抜根、石抜、排水工事をしながら徐々に畑を広げてきました。
地力をつけることは勿論、畑周辺の雑草退治、整地など栽培環境を改善するには、まだまだ時間がかかります。 |
栽培技術は本や人に聞いたりした事を自分の畑にどう生かせるかと言う点に留意します。
特に肥料については入手しやすい原料を自分なりに加工して、経費、労力的に、無理なく地力を高めて行く方法を思案中です。
病虫害対策はこれと言ってありません。
育苗中は寒冷紗をして害虫を防ぎ、健苗を作ることに心がけます。 |
収穫間近のほうれん草 |
長野県南部、標高700~800m地帯 |
長野県南部の中山間地帯、標高700~800m地帯に畑があります。
殆どの畑が斜面にあり、面積も3~10アールと小さいのですが、慣行農業の畑が回りにあまり無いので水源も含めて有機農業をしやすい条件です。
四季折々変化する山に囲まれ、熊、カモシカ、イノシシ、キツネ、たぬきと共存中です。
特に中山間地の農業は、担い手が不足する中、高齢化が進み荒廃地が増えています。 |
ともすれば、自然破壊と表裏一体の農業ですが、里山と境を接する農地を有機農業の畑として維持することは、安全な食糧を生産することと共に環境保全の面でも特に大切だと思います。
日頃野菜を食べて下さる方々には、知人、隣人へとより利用者を増やして戴き、少しでも荒廃地が畑として蘇るようお力添えください。 |
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