コミュニティトレード第3世界ショップと地球食

第3世界ショップ　地球食の食品

コミュニティ・トレードは、地域のもんだい解決に役立つビジネスとそこから生まれる商品やサービスの交流、流通のかたちです

「フェアトレード」と呼ばれる貿易活動は、世界の南北間にある経済格差問題の解決を目指し、1960年代にヨーロッパで始まった世界的な活動です。第３世界ショップは1986年にこの活動を始めました。現在はフェアトレードをベースに、コミュニティトレードを推進しています。

世界は貧困とそれによってもたらされる諸問題を抱えています。仕事創りと公正な貿易で南の国の生産者の自立を応援し、これらの問題を解決しようとスタートしました。
貧困と人間の欲望は無謀に土地を使い、環境を破壊してきました。「食べる人・作る人・地球」の健康を守る持続可能な農業を世界の生産者や協組合と提携し推進しています。
環境・福祉・女性の地位向上・教育などのテーマは、品物を買うことだけでは解決できません。販売利益の一部や個人からの寄付、公的助成金を活用し、これらの改善を図る支援プロジェクトを現地と協力して実施しています。
民族の誇りと自信を育む伝統文化の保存が大切です。伝統文化の担い手を招聘したコンサートツアーやスタディーツアー、展示会などを通した文化交流を行い、多様な文化の共生を目指しています。
情報分野でのギャップ解消が、南北格差の是正に有効です。インターネットを利用して生産者と消費者の交流、支援プロジェクトや商品開発などを行い、世界の公正な貿易の質の向上に貢献しています。

現在、23ヶ国42団体のパートナーから商品を直接仕入れ、国内200のお店をはじめ、数多くのお客さまと、ただモノを買うだけの関係にとどまらない協力関係を築いています。それを支えるのは次の３つのキーワードです。

3つのキーワード

自　立

個人、組織、地域として、誰かに依存したり支配されることなく、自由を尊重しつつ協力できる関係を大切にします。

協　同

自立した事業運営と地域作りをサポートするため、技術、教育、医療、女性などをテーマとした協同プログラムを実施します。

共　生

商業的な利益の追及を事業の目的とせず、生活環境や自然環境と調和する共生の原理に基づいて、協働する生産者と長期的に安定した関係を維持します。

風土に根ざしたローカルな食材、食文化を大切にし、育むことで、地球は健全で豊かな未来を迎えることができる…食べる人、つくる人、地域と地球をつなぐ「地球食」の情報と商品を提案しています。

世界各地の食べる人と作る人を密接に繋ぎます。食べる人が自己責任で判断できるようなしくみを作ります。世界中のローカルな食文化が持つ食卓の知恵を紹介します。

食べる人

食材を適切に選ぶことができる情報を提供します。

作る人

持続可能な農業を応援し、食べる人の評価を伝えて、生産意欲を高めます。

地域

世界中の様々な地域の食文化を紹介し、食卓に新しい彩りを添えます。

地球

子孫に残す地球を健康に維持するために、循環型の農業を応援します。

コミュニティートレード　フェアトレードフェアトレードは、南の国（途上国）と北の国（先進国）の間の経済格差の縮小を目的とした貿易です。商業的利益を第一の目的とするトレードと違い、途上国の生産者の暮らしをより良くすることや、人と自然が共生する環境を整えることを目指します。例えば、スラムの女性たちが作る手工芸、経済的に貧窮している先住民が作る珈琲など。
第3世界ショップフェアトレード雑貨

コミュニティートレード　フードカルチャー

世界各地のローカルな食文化と、それらが詰まった食品をお届けします。例えば、中国・台湾2000年のお茶文化から生まれた烏龍茶、アステカの飲み物からヨーロッパで食べものへと進化してきたチョコレート、ネイティブアメリカンが古より採取・生産してきた製法を受け継いだメープルシロップなど。世界各地の作る人と食べる人をつなぎ、各地の食卓の知恵を紹介します。

地球食のチョコレート　
 地球食の食品

コミュニティートレード　グローバルライフスタイルコミュニティトレードが目指すグローバル＋ローカル＝グローカルなライフスタイル。その実現にふさわしい商品と、作り手や背景にある情報を日本と世界各地から選りすぐって紹介します。例えばモノづくりの基本を忘れず1つずつ手作りされる商品、地域活性化に貢献する特産品、人と地球の健康に配慮したエコ商品など。