9月とはいえ残暑が厳しい日が続いていますね。
気候変動が激しく季節感が薄れてきている昨今ですが、こんなときだからこそ、
昔ながらの暦を身近に感じて、日本の季節を味わってみてはいかがでしょうか。
二十四節気・七十二候・旧暦・月の満ち欠けがひとめでわかる
『歳時記カレンダー』が人気です。
二十四節気・七十二候を味わう
「季節」といえばふつう、春夏秋冬の四季を思い浮かべますね?
でも日本には、一年を二十四に区切り
こまかく季節の移り変わりを表す「二十四節気」がありました。
さらに「二十四節気」を三つに区切って、
季節の風物を表現したのが「七十二候」です。
「七十二候」では、ほぼ5日ごとにこまかやかに季節の変化を感じとります。
今まで四色にしか見えなかった季節の色が
七十二色のグラデーションとして見えてきませんか?
日本人の繊細な感覚はまさにこの季節感によって育まれてきたのです。
月の満ち欠けで自然のリズムを味わう
月の引力によって海水は引いたり満ちたりします。
あの大きな海でさえ、月の影響を受けるのですから
約60%が水分である人間のからだが、月の影響を受けないわけはありません。
日々の生活も農作業も祭事も月のサイクルに従って営まれてきました。
毎晩刻々と表情を変える月は、その美しさを愛でる愉しみもあります。
また女性は月経という月のリズムをからだのなかに持っているので
月のリズムに合わせて生活することで
エネルギーをより活性化することができるといわれています。
季節に関する読み物やイラストが随所に
『歳時記カレンダー』には季節の俳句、和歌、行事やお祭り、
四季折々の動物、植物、菓子など
その季節にちなんだ読み物やイラストが随所にちりばめられています。
日々眺めているだけで心が豊かになり、生活にうるおいが生まれます。
イラストはいろいろな文献を調べ、時代を踏まえながら版下絵が描かれ
それを版木に彫り、何度も試し摺りしながら墨摺りし
最後に彩色をして仕上げます。
大変手間がかかっているだけあって、ひとつひとつのイラストに
深い味わいがあります。
日々の暮らしに自然のリズムを
2017年は季節のめぐりとともに自然を味わいながら暮らしてみませんか。
俳句・書道・茶道・華道・絵手紙などを趣味とされる方、
農漁業・ヨガ・助産・整体などに関わる方はもちろん
『歳時記カレンダー』を眺めて、その月に登場する食べものを食べてみる、
花を見に行く、月を見上げてみるなど
日々の暮らしの中で季節感を味わう楽しみを見つけてみませんか?
※(大)と(小)の内容は同じです。
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