今年も『JVC国際協力カレンダー』の発売が始まりました!
日本国際ボランティアセンターが1987年から作り続けている写真が美しいカレンダーです。
2017年版は、写真家・田沼武雄氏による世界中の「子ども」をテーマにした作品です。
60年間見続けた子どもたち
2017年の『JVC国際協力カレンダー』のテーマは「輝く瞳」
84歳の今もなお、世界中の子どもたちをライフワークとして撮り続ける
写真家、田沼武能氏の作品です。
50年前の子どもも、今現在の子どもも、いつの世でも
子どもの瞳は子どもらしく輝いています。
世界中の様々な時代、様々な場所の「子どもたち」に
出会ってみませんか?
世界中の子どもたちに出会える12ヵ月
1月:タイ国境のダンナムヤオ難民キャンプで出会ったラオスの少数民族ミエン族の親子。ラオスの内戦により故郷を追われたが、彼女らの文化の象徴である民族衣装をまとい、誇り高く生活していた。カメラを向けると、驚いた表情の子どもに、母親が優しい笑顔で答えた。(1979年)
2月:ヨルダンの砂漠を自由に行き来するベドウィンの一族が放牧を終えテントに戻ってきた。彼らにとって家畜は財産。自分達の兄弟と同じように子羊を大切に抱える姿から、その価値が伝わってくる。子ども達も一日中大人と行動し、遊牧民として必要な事を学び、一人前のベドウィンになっていく。(1983年)
3月:ポルトガルはリスボンの下町で、まるで日本のような光景に出会った。旧市街には必ず小さな広場があり、子ども達が元気に遊んでいた。その側には母親達の談笑する姿がある。少女の持つ人形はこの日が誕生日の彼女へ祖母からのプレゼント。(1972年)
4月:パナマ共和国パナマ市の、身寄りのない子ども達が集まる施設の一つで、子犬が生まれた。子ども達が飼いたいと申し出ると、自分たちの食事から餌を出す事を条件にお許しが出た。子犬も世話をしてくれる主人をよく分かっており、じゃれあって遊ぶ姿は、まるで兄弟のようだった。(1980年)
5月:大地震が襲った翌年、ハイチ・ポルトープランスを訪ねた。瓦礫の多く残る街中の、ある小・中学校の仮設教室で授業風景を撮影していると、授業中にも関わらず、壁代わりのシートの下から、愛嬌たっぷりに男の子と女の子が顔をのぞかせてご挨拶。(2010年)
6月:未来のプリマドンナを夢見てレッスン真最中のパナマのバレエ学校の少女達。窓ガラスの外では、彼女達を好奇心に充ち満ちた表情で見上げる男の子がいた。彼の存在にはまるで気付かないように、少女達は真正面を見つめて「アン・ドゥ・トワ」。(1980年)
7月:パキスタンの辺境の谷間にあるカラッシュ族の村で、クルミとブドウの収穫祭が行われた。主役は民族衣装を着た女性たち。子どもたちも負けずに着飾る。鮮やかな刺繍や貝、ビーズの飾りが映える黒地のワンピースを身に付けた彼女たちが広場に集まると、たちまち花が咲いたように華やかになった。(2006年)
8月:四方を海に囲まれたポリネシア領タヒチの子ども達は、自然と共に生きていた。太陽の下、ターザンのように木の上から海面に飛び込む子ども達は水着を着るでもなく、普段着のままで海と遊ぶ。子どもたちにとって、海は生活の一部なのだった。(1972)
9月:サハラ砂漠の南下でモーリタニアも砂漠化が進み、避難者が増加していた首都ヌアクショットには、小学校へ通えない子どもたちのために托鉢の浄財で運営する宗教学校が開かれていた。缶を持って街中を托鉢して回った後は、イスラムの教典、コーランの暗唱の時間。木板の一節を真剣に読み上げて勉強だ。(1997年)
10月:「はないちもんめ」だろうか。「か
ごめかごめ」だろうか。言葉こそ違うが、子どもの遊びには世界中どこか共通するものがあり、その表情をみれば楽しさが伝わってくる。ベルギ−のこの小学校では、休み時間に、障害を持つ子も健常児も、校庭で一緒になって遊ぶ実践が行われていた。(1981年)
11月:広大なモンゴルの草原で子どもが自分の数倍もある馬を引いていた。遊牧民の子ども達は、4,5歳くらいになると乗馬の稽古が始まる。まだ、一人でまたがる事は出来ないが、乗ってしまえば一人前に乗りこなす。誇らしげなその姿はまさに未来のチンギス=ハーンだった。(1992年)
12月:アメリカ・サンフランシスコのお祭りで出会った家族。お兄ちゃん、お姉ちゃんが宝探しをしている間、赤ちゃんを連れてきた母親は授乳を始めた。お乳を飲んでいる間、乳児の小さな手は、お母さんの指をしっかりと握りしめていた。親子の愛情が伝わる光景だった。(1980年)
表紙:液化天然ガスの産出国で有名なブルネイ・ダルサラーム国の首都には、水上生活者が約3万人いる事でも有名だ。ブルネイ川の上に張り巡らされたすのこの回廊の上を子ども達は自由に駆け回り、飽きると下の川で遊びを楽しむ。小さな子ども達が下の川に落ちないように家の玄関に柵が張られており、そこから顔をのぞかせていた少年は健康そのものの笑顔で私を見つめていた。(1983年)
お部屋のインテリアに、年末年始のプレゼントに
人物の表情や風景の美しさが映えるサイズなので、
お部屋のインテリアにも最適なカレンダーです。
年末年始のプレゼントとしても好評です。
身近でできる国際協力
カレンダーの収益は、アジア・アフリカ・中東・
東日本大震災被災地での活動に役立てられています。
たとえばカレンダー2冊(約3,000円)で・・・
カンボジアで、安定した食料を収穫できるように
農業技術の研修を1世帯が受ける事ができます。
カレンダー4冊(約6,000円)で・・・
孤独死が心配される福島・南相馬の仮設住宅で、
住民が集えるサロンを1日運営できます。
カレンダーを買うことで
世界の問題解決の一歩に貢献しませんか?
]]>
コメントを残す