てくてくで扱っている鰹節の新丸正さんは、焼津の業者です。薪はセシウムを濃縮しやすく、その煙から鰹節にセシウムが移行する量はごく微量かと思いますが、あまり気持ちのいいものではありません。
そこで・・
確認したところ、新丸正さんでは震災前から焼津鰹節水産加工業協同組合の薪は使っておらず、独自に長野・山梨の薪を使っているとのこと。ちょっと安心しました。
それでも、それは実際に測って検証する必要があります。ゲルマニウム測定機での測定お願いしましたところ、新丸正さんの鰹節の放射能検査結果が届きました。結果は
不検出
ふだんから薪のトレーサビリティに取り組んでいた新丸正さんに拍手です。
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検査日2012年5月29日、同位体研究所(神奈川県)にて、放射性物質検査分析を実施。検査結果は不検出でした。(定量下限 Cs134<3.6Bq/kg、Cs137<4.7Bq/kg、ゲルマニウム半導体検出器で測定) |
検査方法について
A:ゲルマニウム半導体検出器γ線スペクトロメーターによる精密核種分析
B:NaIシンチレーション検出器による迅速核種分析※商品の「原料」を検査しているものと「製品」を検査しているものがあります。「原料」を検査したものについてはその原料を主原料とする商品をリンクしています。※表中の商品で、現在流通しているものが【震災前原料】使用の商品は★印をつけてあります。※原料の一部が今年度産【不検出】、一部【震災前】(22年度産)と混ざっている商品は▲印をつけてあります。※【震災前原料】を主に使用している商品はこちらをどうぞ |
メーカー・生産者 |
試料名・商品名 |
生産地・製造者 |
検出限界(限界値未満の参考測定値):Bq/kg |
採取日または検査日 |
検査方法 |
検査機関 |
新丸正 |
鰹節・宗田鰹節・さば節 |
静岡県焼津市 |
セシウム134<3.6Bq/kg,セシウム137<4.7Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
新丸正 |
鰹枯本節・鰹荒本節 |
静岡県焼津市 |
セシウム134<4.9Bq/kg,セシウム137<4.9Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
関根秀夫 |
有機アスパラガス |
新潟県津南町 |
セシウム134<4.2Bq/kg,セシウム137<5.0Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
立野腱 |
有機ブロッコリー |
山梨県北杜市 |
セシウム134<3.3Bq/kg,セシウム137<4.6Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
マツキ |
2011年度産寒天 |
長野県諏訪市 |
セシウム134<4.6Bq/kg,セシウム137<4.6Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
フルーツバスケット |
吉野屑わらび餅 |
兵庫県神戸市 |
セシウム134<4.6Bq/kg,セシウム137<4.9Bq/kg |
5/29 |
A |
同位体研究所 |
POD要ファーム |
有機長ネギ |
茨城県行方市 |
セシウム134<3.8Bq/kg,セシウム137<4.5Bq/kg |
5/30 |
A |
同位体研究所 |
POD要ファーム |
有機山東菜 |
茨城県行方市 |
セシウム134<4.9Bq/kg,セシウム137<4.4Bq/kg |
5/30 |
A |
同位体研究所 |
小沼公子 |
らっきょう |
茨城県行方市 |
セシウム134<2.8Bq/kg,セシウム137<4.7Bq/kg |
5/30 |
A |
同位体研究所 |
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