「風立ちぬ」を観てきました。
以下、超私的鑑賞メモです。
●実写よりもリアル
袴姿の少年が文机の前で正座するシーン。
仙骨をまっすぐ立てて、すっと座る動き。
その前のシーンから
この少年は武道をやっているらしいことはわかる。
その身体性を、座る動きにもちゃんと表現してるんですよね。
細かい描写だなあと感嘆しました。
現代の子どものからだでは
こういう表現はできないんじゃないか、と思う。
実写よりも、リアルを感じる。
宮崎アニメの、アニメだからこそ表現できるリアルな描写が好きです。
●幸田文と同時代
この映画は
実在の人物をモデルに描かれていることもあって
時代性がより感じられるようにも思いました。
あとで調べたら
堀越二郎は1903年生まれ。
堀辰雄が1904年生まれ。
幸田文も1904年生まれ。
あの震災の火の下を、幸田親子も逃げ惑っていたのだなあ。
●飛行機
機体のフォルムや部品の描写。
これは、飛行機好きにはたまらないだろうな。
亡き父も叔父も従兄も弟も 一族なぜか乗り物好き。
飛行機、電車、自動車・・・いろいろな分野の乗り物の仕事に就いていた。
機械音痴のわたしはほとんど理解できなかったけど
父や叔父たちが機体や部品について話す雰囲気の
なんとなく心地よかったことを覚えている。
もの懐かしや。
●富士見高原病院
お見舞いのため何度か訪れました。
古い建物だったなあ。
●「平気!」
ジブリアニメの女の子の口調。
声優がかわっても、いつも同じ。
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