忙しいということ

温ちゃんです。師走ですね。

大忙しのボス、カリカリしています。ミスも増え、もう自分で何やっているのかわからないみたい。みんな近よらないように遠まきにしています。

こういうのを「木」の亢進(こうしん)って言うんですね。頭に血が昇り、のぼせきっちゃって周囲が見えなくなっている状態です。

「木」はもやもやとした思い。忙しくて心を亡くした状態も「木」です。
そんな時五行では、「土」に逃がすか(木剋土)「水」に助けてもらうか(水生木)、さもなければ「金」に制してもらう(金剋木)という方法があります。

急がしい(いそがしい)という現実は「土」です。それは忙しいという思いとは別のところにあります。山ほどある案件にパニックになりそうになったら思い煩う前に、何でもいいから目の前の作業に手をつけるだけで意外と心も落ちついてくるものです。目の前の現実に足をつけることで忙しいという思い(木)にふりまわされずにすみます(木剋土)。

こんな時「火」の助けがあると案外スムーズに事が進んだりします。「火」つまり理解ですね。忙しがっている理由や状況を理解してサポートしてあげるだけで、本人は「のぼせ」の状態から抜け出せたりするんです。

「金」の象徴は排泄。こんなとき捨て去ることが大切です(金剋木)。と言っても「忙しさ」の原因を捨て去れといっているのでは無く、ものごとの見方接し方の癖を捨てなさいということなんですね。「どうして私はこんなに要領が悪いんだろう」と卑下したり、バタバタとせわしなく動いたり、そんな見方、動き方の癖を客観的に見つめなおしてみれば案外必要のない心配ばかりしていたと気付くこともあるかもです。

見方の癖というのは「水」性も大いに関係します。自分の仕事だと抱えこんでいたものも、他人に委ねることでエゴやプライドでゆがめられた思いが昇化することだってあるんです。

進捗もなく方策もなくお手あげってときは、いったん小休止。棚上げしておいても、そのうちきっと絶妙なタイミングで棚からボタって落ちてきます。そのときにはきっと頭に血がのぼっていたときとは違った対応が出来るはず。休むってことも大事なんですね。

温ちゃんでした。

 

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