ホルモンとは
女性ホルモンと若年性更年期障害
ホルモンといえば、赤ちょうちんで出てくるあれではなく全身の組織や臓器を刺激して情報を伝達してくれるあれですね。
40種類以上あるホルモンの中で私たちが気になるのは女性ホルモンではないでしょうか。
脳の視床下部から下垂体に指令が送られ、指令を受けた下垂体から卵巣に向けて性腺刺激ホルモンが分泌されます。
その指令を受けて主に卵巣からエストロゲンなどの女性ホルモンが分泌されます。
若年性更年期障害というのは、若いのに下垂体から卵巣へ向かう性腺刺激ホルモンが出なくなり卵巣から分泌される女性ホルモンが少なくなることです。
あたかも更年期障害と同じようにほてり、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠などの症状が出る場合をさします。
更年期の場合は卵巣が老化してホルモンがでなくなるわけですが、若年性更年期障害はストレスをはじめとした環境要因が主な原因です。
ストレスが一番の原因
女性の社会進出にともなって昼間は男性並みに働き、家へ帰れば家事や育児など、睡眠不足に外食続きと、現代日本の私たちはとってもストレスフルな生活をしています。
ホルモン分泌の大本である視床下部は実はストレスに弱く、ダメージを受けると自律神経のバランスをくずします。
すると交感神経と副交感神経のアンバランスを引き起こし、過敏性腸症候群など胃腸の不調も引き起こします。
不調を訴え病院へ行っても数値に異常が見られず、診断もつかなければ仕事を休むわけにいかず、休んでもまたストレスになり調子を崩したりしてしまいます。
ストレッサーと上手に付き合う
ストレスをためないようにといっても、なかなか言葉通りにはすすみませんね。
お風呂は交感神経と副交感神経のバランスを整えストレスをやわらげてくれます。
几帳面で自分に厳しい人ほどストレスを溜めやすいという話もあります。
あまり冷えとりを頑張んなくちゃと張り切らず、お気に入りのバスハーブや入浴剤でも入れて、ただお湯にゆったりと身をゆだね、お風呂そのものを楽しむことも大事だと思います。
夜更かしと無茶な食生活
さきほどストレスをはじめとした環境要因と書きましたが、夜更かしや無茶な食生活も環境要因です。
「無茶」とはお茶のない生活、ただお茶だけをゆっくりたしなむ時間も大事なんですね。
20代から30台をどう過ごすかによって、更年期が全く違うものになるという話もあります。
世代の高い人たちはもちろん、若いみなさんも無理がきくからって、乱れた食生活や昼夜逆転の生活はあまりなさらずに、体をいたわって生きていってくださいね。
仕事なんて健康あってナンボのものですから。
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