人間の成長と五行の話

新しい価値観、スタイルに出会うと人はまず、悩んだり考え込んだりいたします。

たとえば、冷えとりをはじめて知ったあなた。本を読んだりブログを見たり、自分で半身浴をしてみたり靴下の枚数を重ねたり。体験を重ねながら「これはめんげんかな」とか「このやり方でいいのかな」とか、悩んだり納得したり疑ったり・・・この状態が五行で言えば「木」です。「木」というのは物事の始まり、そして思い悩むこと。人で言えば思春期あるいは青春時代。

そして「冷えとり」を通して私たちは仲間に出会います。

友人知人、先輩そして地域での勉強会やマルシェ、またフェイスブックなら「冷えとり茶話会」(https://www.facebook.com/groups/hietori/)やら「ストリートスナップ」(https://www.facebook.com/groups/307909469352889/)など。

仲間の「愛」や「慈しみ」を受け、私たちは「木」から「土」に進化します。

「土」は「現実」。土は命をはぐくみ育てます。私たちは「仲間」を通して多くのことを学び成長します。「冷えとり」も多くの仲間といることで、学びや気づきや安心が得られます。

ところが、「土」にはいい面もあれば、悪い面もあります。集団の中にいることで安心できるってことは、そのままみんなと違うと不安になるってことにつながります。また、集団の中と外のように対立を自分の中につくり、異質なものを排除したり攻撃したりするのも「土」の特徴です。

「土」にとどまれば安心ですが進歩はありません。「土」は命をはぐくみもすれば腐らせもするのです。成長のためには私たちはいずれこの居心地のいい集団からひとり離れ、次のステージをめざさなければいけません。

そして、「土」の次は「水」。「水」は、ひとりひとりの個性が生きる、みんながそれぞれほんとうに「特別」な世界です。

でも「水」の世界はひとりぼっちと心配しないでね。ちゃんと「水」界では15年前20年前に冷えとりをはじめた、目立たないけど優しいたくさんの先輩たちが待っています。

そして、「木」から「土」に移行するときに「火=愛」の助けが必要だったように、「土」から「水」への成長には「金=排泄」の助けが必要です。つまり捨てること。恐れや抱え込んだ安心感を捨てる勇気が成長には必要なんですね。

実はこの話、たまたま冷えとりを例に出しただけ、他にどんなことがあるか、それはひとりひとり違うはず。でも五行での解釈も面白いでしょう。

来週は西宮マルシェ。今からみなさんと会えるのが楽しみです。
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