「土」性と春

温ちゃんです。沖縄に来ています。素足の時期が長く、湯舟に浸かる習慣があまりなくシャワーで済ますことが多いうえに、最近ではスパムやステーキなどアメリカーな食生活もある沖縄の人は47都道府県で最も冷えが溜まっているというのが、沖縄の冷えとりママさんのおはなしでした

タイミング逃しちゃったけどおとといから春の土用に入りました。
今日は土用の毒だしについて書いてみます。

春から夏、夏から秋、秋から冬、冬から春へと季節が移り変わる時期を昔の人は土用と呼んで陰陽の気のバランスが乱れるときと考えてきました。

私たちは「土」という場の上で命の営みを行なっています。この場のエネルギーを「土気」と呼び、内臓では脾(膵臓に近い)や消化器に配当します。

脾の働きは消化吸収だけでなく、「気」・「血」・「水」という生命エネルギーを全身に配るところであって、また病気のもとを作る臓器でもあります「土=脾」が弱ると気力がなくなったり疲れやすくなったりします。また味を感じにくくなったり食べ過ぎたり逆に食べものを受けつけなくなったりします。心配症、取りこし苦労、神経質なども「脾」の弱りに由来することもあり、ストレスなどは「脾」を弱める最たるもののひとつです。

「脾」が弱ると甘いものが欲しくなり、また食べすぎの傾向があらわれます。多い食事や甘いものが「脾」を痛め、弱った「脾」がこんどは食べすぎを助長するという悪循環をひきおこします。

土気の乱れは免疫力の低下となり、内臓の疲れや体の不調を引き起こします。このとき「土」の母親役である「心」の働きを高めて血液循環をよくしてあげると排毒が促され、体の不調が改善されます。排毒する力がまだ十分ない人はそれまでの変化はないかもしれませんが、ある程度デトックスする力がついてくると、この土用の時期は毒だしオンパレードとなります。誰がいいだしたのか、これを私たちは「めんげん祭り」とよんでいます。

そう今の時期は健康になるためのチャンスです。見た目の症状にまどわされずにできるだけデトックスをがんばってみてください。そのためには少食でよくかみ、甘いものに気をつけ、下半身を温めからだの循環をよくしてあげてくださいね。

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