こんにちは、温ちゃんです。夏至のことを書こうと思ったけどすでにいろんな方がいろんなところで書いているので、来年の夏至に書きますね(笑)
「水はたくさん飲んだほうがいい」「水分摂取は最小限に」とか、「果物をたくさん食べましょう」「果物は体を冷やすので食べないほうがいい」・・・巷にあふれる健康法、情報の多さとともに、まったく正反対のことを言ってることだってあります。
それぞれにもっともな根拠があって、そのとおりに実践して体調がよくなった人がいるんだから、何がなんだかわからなくなってきてしまいます。
ある特殊な偏った健康法が有効な場合があるいっぽうで、万人に共通と思われる「よく歩きましょう」「しっかり睡眠をとりましょう」っていったことでも、かえって元気が出てこなくてだるくなってしまう人だっています。
なぜこれほどまでに、人によって健康法の効果が違ってくるのでしょう。
人によって体の中で弱いところ病んでいるところはまちまちです。そして消化器の負担を股関節炎で肩代わりしたり口内炎で肩代わりしたりといったように現象として現れる部分も人によってまちまちなら、その対症法も千差万別です。
最小抵抗部位(ラテン語でロークスミノリースレジステンティエ)といって、症状は体の一番弱い部分や酷使している部分に出やすいといわれています。
そしてもう一つ。人はそれぞれに固有の体の癖を持っています。この体の癖を無視して、テレビや人からすすめられた健康法をためしても思うような効果が出なかったり、場合によっては害になってしまう場合もあります。
体の癖については長くなるのでここでは書きませんが、野口整体の得意分野です。関心がある方は「野口整体 体癖」で検索してみてくださいね。
そして健康法を越えたところで、もっと大事なことや基本的なこともあります。それは頭ではなく「自分のからだのいいぶんに耳を傾ける」ということ。そうすれば、その健康法が自分にあっているか負担になっているのか理解することができます。
でも、からだの声を聞くといってもなかなかねえ、というあなた。それは思い込みです。実はからだはいつもあなたに語りかけているのです。それを聞こうとしないだけ、まずはそんな思い込みをすてて耳をそばだてることからはじめてみてください。
そしてついでに一言いうのなら、体を温めて循環をよくしてあげると不思議なことに自分のからだのいいぶんを聞くことができるようになってくるんです。それは、いろんな人が実感している事実です。
これはもう、健康法を越えた生活術なんでしょうね。