「肺」の季節と汗をかくこと

季節はもうすっかり秋ですね。 なんだか夕焼雲を見ていたら寂しくなっちゃった。 

秋は「肺」の季節です。

肺は寂しさや悲しみの感情を引き起こす臓器、あなたが物悲しくなるのは季節の移ろいを感じているから。

昨日は真夏の暑さだったのが今日は肌寒いほどだったり。

気温や湿度の激しい変化に対応しなければいけないこの時期の体は、結構大変です。

涼しくなって過ごしやすい反面、汗をあまりかかなくなるのは体にとっては不都合なんです。

今まであたりまえのようにかいていた汗がかけなくなるため、体に水毒がたまりやすくなるのです。

行き場をなくした汗はむくみとなって現れます。
大腸にも水がたまり、下腹やもも、足首にむくみが出て、おなかが張るのにおしっこがでなかったり、さらにすすむと膀胱炎になったりします。

実は、一年で一番体の中が冷えているのは、9月だとか。

8月に冷房や冷たい飲み物でかっちり冷やした体が、汗が出なくなって行き場を失い体の中にたまったままで残るからです。

そうならないために今できることは、汗をいっぱいかくこと。

夏の冷えを秋が深まる前に出し切ってしまいましょう。

整体師の寺門琢巳さんは、今の季節のケアに「しり湯」をすすめています。

45度くらいの少し熱めのお湯をお尻がつかるくらいまで湯船に張って、あぐらをかいて浸かります。

半身浴より熱いお湯なのでしっかり汗をかくことができます。

しっかり汗をかきお尻がきれいなピンク色になるまで入ってます。

お風呂のふたをして顔だけ出していれば下半身サウナですね。
しっかり汗をかいたら、お湯を足して半身浴にそのまま突入。

しり湯にかぎらず汗をかくためにはジョギングしたり、サウナにでかけたり。

夏の冷えを秋に持ち越さないために今できることは「汗をかく」こと。
それが今の時期最大のケアです。

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