大きな政府と小さな政府

こんにちは温ちゃんです。

医療の混合診療って知っていますか?歯医者さんで「ここの歯は保険がきかないけど、いい?」あれですね。国民皆保険の財政が厳しいことから、すべての医療で保険がきく医療ときかない医療の混合診療がはじまろうとしてます。

ってどういうこと?かいつまんで言えば、風邪や発熱など家で寝ていれば治るような医療は保険がきいて、手術や放射線治療など金がかさむ医療は保険がきかなくなるようにいずれなっていくかもしれないってこと。貧乏人は十分な医療が受けられなくなります。

え~なんで?勘のいいあなたなら気づくでしょう。そう、TPPにからめた外資保険会社の影がちらちらしています

いきなり話はとびますが、大きな政府と小さな政府ってどこかで聞いたことがありますか?

北欧の様に、税金をたくさん徴収してそのかわり政府が医療・教育・福祉などのめんどうを一切合財みるってのが大きな政府。アメリカみたいに政府はあまりめんどうをみないで、企業も個人も自由競争に任せてってのが小さな政府

大きな政府では税金は高いけど平等で生活の不安はいりません。小さな政府では能力や経済力によって豊かにも貧しくもなる自由社会、そのかわり政府は市民生活にあまり口ははさまず、税金は高くない(はず)です。

大きな政府のほうがいいように思うかもしれませんが、為政者次第で暮らしは良くも悪くもなります。脱原発にかじを取り、教育も福祉もしっかりした北欧諸国(なにより議員の4割半分が女性ってのが大事かも)ならともかく、今の日本ではね、と温ちゃん心配になってしまいます。

それでは小さな政府ならいいのかしら?小さな政府は市民に冷たい政府です。貧乏人には容赦がありません。冒頭の話の社会保険を大きく減らした自由診療と民間保険の社会が小さな政府の行き先です。

私たちはオギャーと生まれてから墓に入るまでずっと制度の中で生きています。婚姻届を出さなければ夫婦と認めてくれませんし、死ぬときはわざわざお医者さんに立ち会ってもらえなければ死んだことにもさせてくれません。勉強は学校で、出産は病院で、親の介護はケアハウスで。高度成長からこっち、すべて制度のなかでしか成り立たたなくなってしまいました。

人々は分断され、コミュニティーは破壊され、「お互い様」はサービスになりかわってしまった今の世の中で、こどもたちに何を伝えていけばいいのでしょうか。

まずは教育・医療・福祉などを少しづつでも私たちの手に取り戻していくことからしかはじまらないのかもしれません。冷えとりで病院のお世話にならなくてすむようになりましょう。

まあ、つまり出産も健康も介護も死さえも、昔みたいに自分で自分たちでなんとかできる世の中を作っていくことが幸せへの第一歩だと温ちゃんは考えます。

まもなく国政選挙です。私たちはどんな社会を望むのか、どんな未来を選択するのか、しっかり考えて投票に行きたいですね。

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