ゴムの湯たんぽで温熱体験
温熱マットや三井温熱、イトオテルミーなど、
内臓を直接外から温めてリンパや気血の流れを促す温熱療法は、
もっとも効果的で即効法もある手当法のひとつです。
弱っている内臓はエネルギーが不足しています。
外からの熱でエネルギーを補うことで、内臓の活動を活発にして
自己免疫力やデトックス作用を高めてくれます。
必要なのはゴムの湯たんぽだけ
さあ、今日はなまけものでもできる、ゴム湯たんぽ温熱手当法をご紹介します。
必要なのはゴムの湯たんぽだけ。
朝いつもより30分早く目覚ましをかけて、目が覚めたら足元の湯たんぽを胸の少し上、
胸腺のところへ持ってきます。胸腺は免疫システムの司令塔です。
マクロファ-ジやB細胞、キラ-T細胞など免疫系統の総司令部ですので、
まずは胸腺を温めてあげることからはじめます。
胸腺の上に湯たんぽを乗せ、うとうととしていると、十分熱が供給されたころに
また目が覚めますので、今度は脇腹のところに湯たんぽを移して肝臓を温めます。
肝臓は消化器から送られた栄養を吸収し代謝を司り、胆汁を作り、解毒をします。
肝臓を温めることでデトックスパワーが高まります。
肝臓は一番大きな臓器、おへそのちょっとななめ上から脇腹まで広がっていますので
そんな意味でも小さな温熱器より広い範囲をカバーできる湯たんぽはおススメです。
肝臓の次は丹田のあたり、消化吸収を司る小腸や、
冷えに弱い子宮を広く大きくカバーして一緒に暖めてあげましょう。
このころにはすっかり目が覚めているかもしれませんが、
今度はうつ伏せになって、腰の上、左右の腎臓をカバーするように温めてあげます。
小さな湯たんぽの場合は左右順番でも、また2つ用意しておいて一度に温めてあげてもいいでしょう。
腎臓は下水処理場です。また体液の調整もしているといわれています。
風邪や腰痛・四十肩などにも腰を温めてあげるのはとてもいいことです。
最後に仙骨。
仙骨というのは、尾骨(尻尾の骨)の付け根にある逆三角形の骨で、
中枢神経の末端で脳と深くかかわる重要なところです。
脳からの髄液は仙骨まで来て、戻ってきます。
脳脊髄液は神経に栄養を運び老廃物を排泄する、とても大切な体液です。
仙骨を温めると中枢神経の働きを安定させて自己免疫力が高まります。
順番は胸腺→肝臓→丹田→腎臓→仙骨、それぞれに5分~10分も温めてあげれば十分です。
だいたいここまで温めて30~40分。目覚まし時計を確認してまだ大丈夫なら
身体の他の部分で温めたら気もちいところにも湯たんぽを持ってきて、ゆっくり温めてあげましょう。
ほ~ら気もちいいでしょう。そしてあなたはまた、だんだん眠くなる。
って遅刻しても温ちゃんのせいにしないでくださいね。
いつでもできる湯たんぽ温熱
湯たんぽ温熱手当ては朝起きたときだけでなく、ソファーでくつろいでいるとき
夜布団に入ってからなど様々なシチュエーションで行えます。
お湯を入れてすぐの湯たんぽは、いかにも熱エネルギーたっぷりで
効果が高いような気がします。
でも低温やけどには気を付けましょうね。
天然ゴムの湯たんぽを扱ったことがあるんですが、
今一つ耐久性がよくありませんでした。
で、かわりに見つけたのがコレ。
旅行にも便利です。
こんにゃく湿布も大事です。
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