草木が萌え動く春となりました。
温ちゃんです。
アロマセラピーといえば、エッセンシャルオイルの香りや成分で
心身の調子を整える療法。
セラピーっていうくらいだから、
気分転換や心身のリフレッシュだけではなく、
正しいアロマを正しく使うことで、
冷え体質や花粉症などにちゃんと効果を発揮します。
アロマオイル(精油)は鼻や呼吸、皮膚から血管に入り、
脳や様々な臓器に作用することが
ちゃんと科学的に証明されています。
真正ラベンダーという精油があります。
ヨーロッパ産のラベンダーを蒸留精製して
できる精油ですが、この真正ラベンダーには
酢酸リナリルという芳香分子がたくさん含まれています。
酢酸リナリルはすぐれた鎮痛・鎮静作用があり不眠症や頭痛や月経痛によく効きます。
この酢酸リナリルは元のラベンダーにはほとんど含まれていないので、
ラベンダーのお茶やポプリには鎮痛作用は期待できません。
鼻から入った芳香成分は嗅覚神経から大脳辺縁系・視床下部に働きかけ
免疫系や自律神経に良い作用をもたらします。
また、気管支から肺に入った芳香成分は
血液中に溶け出し各臓器や機関に作用します。
精油を肌に直接塗った場合には皮膚から
皮脂腺・毛細血管を通って、やはり臓器や機関に作用します。
漢方薬も含め、経口投与したくするは肝臓で約90%が代謝され
血液に到達するのは10%にも満たないといいます。
肝臓を経由しないで直接血液に入る精油は、
体に負担をかけずに効率よく作用する、
素晴らしい療法です。
なかでも一番効果的なのはアロマバス。
精油はお風呂に入れると熱で揮発成分が促進されるので、
皮膚や鼻から、たっぷり体内に吸収されます。
またディフューザーやアロマランプを使えば
睡眠中もアロマの効果を期待できます。
忙しい現代人には、アロマバスや寝室での使用は
手間も時間も取りませんので、
ちょっと暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ところで先ほどの真正ラベンダー。
真正っていうくらいだから真正じゃないのがあるの?
「ラベンダーオイル使ってみたけど、
ちっとも不眠に効果がない」という方は
もしかしたら本物のラベンダーのじゃないのかもしれません。
市販されているラベンダーオイルのほとんどは
ラバンジンと呼ばれる薬効のない精油です。
また、合成香料を混ぜているものや、
高温蒸留で薬効成分が少ないものなどがあります。
また、ハーブによっては農薬をたくさん使って栽培しているものも。
血中に入って臓器器官に作用する精油ですので、
農薬使用も気にしたいところです。
それでは、みなさん関心のある症状別アロマオイルの選び方をお伝えします。
●冷え症
血液循環を促進するサイプレス。ホルモンバランスを整えるクラリセージ。
血行を促進するレモンがBEST3
アロマバスがおすすめです。
重曹やお塩を混ぜてバスソルトを作ってみてもいいかも
男性にはクラリセージの代わりにイランイランをおすすめします。
●花粉症
免疫系に作用する花粉症にはアロマは最適です。
アトピーや喘息も含め免疫系のトラブルにティートリーはマストです。
また、鼻水鼻づまりにはユーカリ・ラジアタをおすすめします。
●月経痛
鎮痛作用の強い真正ラベンダーやプチグレンが効果的です。
またクラリセージに含まれるスクラレオールという物質は
女性ホルモンに似た働きをして、
月経痛をはじめ月経不順や月経前症候群など、婦人科トラブルすべてに有効です。
●乾燥肌
新陳代謝を促進することで肌に潤いが生まれます。
ローズウッドやゼラニウムが有効です。
ホホバオイルやアルガンオイルなどのキャリアオイルに混ぜて
全身マッサージしてあげてください。
●肩こり
バジルオイルですね。
バジルには疲労している筋肉をやわらげる効果があります。
清涼感のあるペパーミントや筋肉痛をやわらげるローズまり・カンファーを
キャリアオイルに混ぜて幹部に塗りこむと、肩こりや腰の痛み、筋肉痛がやわらぎます。
●口臭
爽快感を与えるレモン、消臭作用のあるペパーミント、殺菌作用のあるティートリー
各1滴ずつを50mlの水に入れ、よくかき混ぜてからうがいをします。
風邪によるのどの痛みにも有効です。
というわけで
今日も長くなってしまいました。
でもお役に立てたらうれしいです。
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アロマオイルを選ぶなら、ピュアで有効成分がしっかり含まれた安全な精油を選びましょう。
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