フェミニン男子または服部みれいさんの言葉を借りれば乙メンズ
男の仕事・女の役割の垣根が低く
競うこと闘うことが苦手で
センシティブでピースフルな環境を好む
そんなフェミニン男子が増えています。
ジェンダー意識の垣根が低いので、
女子会や女子トークに紛れ込んでも違和感なく
「冷えとりなんて女がやるもんだ」なんて
偏見もこだわりも持っていないので、
気持ちがいいと思えば、
すんなり冷えとり男子になったりします。
家事育児も「手伝う」のではなく、
自然体でこなしたりしますし、
無理をしていないので
イクメンなんて言葉のこだわりにも
まったく無頓着だったりします。
男性性と女性性をあわせもっていて
女子がなんとなく感覚で理解していることを、
ちゃんと道筋たてて説明してくれますし、
重いものを持ってくれたり、車のトラブルを直したり
緊急時には、先頭に立って助けてくれたりして
いざというときには結構頼もしかったりします。
フェミニン男子なんて言うと
少女漫画に出てくる美男子をイメージするかもしれませんが
温ちゃんの言っているのは内面のフェミニン男子
ビジュアルは関係ありません(笑)
実はフェミニン男子は、会社社会では
たいへんなストレスにさらされています。
家族や友人たちとのコミュニティと違って
会社社会は男も女も男性性で突き進むことで
成功する社会です。
だから、そんなフェミニンパパに
もっと出世しろとか金稼いで来いとか
プレッシャーをかけないであげてね(笑)
これからは女性の時代だといわれていますが、
女性の時代の理想の男性像というのを探ってみれば
今までのステレオタイプな価値観では
計れないのかもしれません。
仕事というもの、会社や組織がフェミニンなものになり
世の中全体が変わっていくことを望むのなら
女たちだけではなく、やはり男たちも巻き込んで
新しい世の中をつくっていくことが
大事なんじゃあないかしら。
そんなときの頼もしいパートナーは、ひょっとしたら
フェミニン男子や乙メンズなのかもしれません。