梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。
台風で落ちた安価なりんごを買いたたいて
りんごのペクチンからイチゴジャムを作るって
そんなまことしやかな都市伝説が流れていますが
まあ、真偽のほどは別にして、
化学調味料・香料・着色料・甘味料・酸味料を駆使すれば
どんな粗悪な原料を使っても
もっともらしい味にできちゃうと
私たちはそんな時代に生きています。
野菜農家は味の薄い野菜を作るよう求められています。
なぜなら個性的な濃い味の野菜は
工場で加工するときの邪魔になるからです。
甘味料・着色料・保存料・・・
ひとつひとつの添加物は微量でも、
ちりも積もれば山となります。
一年で私たちが摂取する添加物は
4kgと昔からいっていましたが、
最近では一年間の添加物摂取量は8㎏とか
コンビニ食やファーストフード中心の食生活だと
11kgとかって話が登場しています。
こんなにたくさんの人工の添加物を摂っていて
私たちは大丈夫なんでしょうか?
丹精込めて自然に沿って作られた素材と、
本物の調味料を使えば
本来食品というのは、シンプルな味付けで
十分おいしいものでした。
化学調味料は私たちの味覚を狂わせます。
本物の味を見分ける力は、
本物を食べていないと培われません。
毒であるものを食べていても、
半身浴や重ね履きでデトックスできるってのも
ある一面正しいのですが、
ちゃんとしたものを食べる、というのは
「いのち」や「本能」にも直結した
大切な行為なんだと思います。