温ちゃんです。
ほとんどの病気は冷えと食べ過ぎから引き起こされます。
冷えをとることがいかに大切かは、ここまでいろいろとお話してきましたが、食べすぎはなんでいけないのでしょう?
ある人に言わせれば、一日の食事を1~2食にして、質素な食事を実行すれば、それだけでほとんどのガンは防げるそうです。ガン(癌)ってやまいだれに品の山って書くのも、そう言った意味を含んでいるのだとか・・・
私たちが一日3食しかも満腹になるまで食べられるようになったのは、つい最近のことです。それまで人は有史以来ずっと空腹がデフォルトの暮らしをしてきました。
お腹いっぱい食べると消化吸収のために体中の血が胃腸に駆り出され、その結果手足やほかの器官の血行が悪くなります。体の血が少なくなると、低体温となり手足に冷えを感じるだけでなく、細胞の新陳代謝が弱まって免疫力が低下します。
そして食べ過ぎた分はどうしても体内でコレステロールや腐敗物質となって血液に入り、結果血液がドロドロになってしまい、また血の循環がわるくなってしまうのです。
人は風邪をひくとどうなりますか?
食欲がなくなったり熱が出たり、咳や鼻水が出ますね。
咳や鼻水は排毒です。どんどん出しましょう。
熱が出るのは実は体が免疫力を上げている状態なんですって。
体温が上昇すると白血球の中にあるマクロファージという免疫システムを担当する細胞がパワーアップして免疫力を高めるそうです。1度体温が上がると免疫力が5~6倍にアップだとか。
だから、熱が出たら、安易に解熱剤を使わず、下半身を温め頭や首筋など上半身を冷やしてあげるのが一番だそうです。
話がそれましたが、このマクロファージという細胞は体の中の悪い細菌やウイルスを食べてやっつけてくれるのがお仕事だとか。
ところが、ふだんは体の中の死んだ細胞や余分の栄養などを餌にしていているマクロファージも、満腹だとあまり働きたがらないのだとか。
病気になり食欲がなくなり空腹になると、マクロファージも空腹になり悪い細菌やウイルスを一所懸命見つけては食べるようになるそうです。
これが、空腹になると免疫力が上がる理由です。
熱が出るのも食欲がなくなるのも、みんな体が免疫力をあげて病気をやっつけるためだったんですね。
ガンなどの大病についても同じで、がん細胞は空腹と高熱に弱いから、熱を下げたり点滴したりしないほうがいいとお師匠さん言っていたのですが、こういった理由だったんですね。
もう一度言います。
頭寒足熱と腹七分目が免疫力を高め、万病から体を守る根本です。