温ちゃんです。
本人気づいていませんがボスはまた最近お腹に余分な脂肪が増えてきています。
さて、ダイエットの敵、余分な脂肪はなんのためにあるんでしょうか?
それは食料備蓄です。
ようやく食料にありつけても次はいつ食事にありつけるかわからないという長い歴史をかいくぐって生き延びてきた私たちの祖先は、余分に食べたら太る体のメカニズムを獲得してきました。そう、少し食べただけで太る体質は、人類の進化の証しなんです。
そうそう人はお腹やお尻の脂肪だけでなく肝臓や筋肉にグリコーゲンという形でエネルギーの備蓄をしていて、栄養が不足しても肝臓や筋肉の備蓄から切り崩すので、そうそう簡単にはお腹の脂肪を減らすことはできないんですって。
最近注目されているのが空腹になると生命力を活性化してアンチエイジングを司ると言われるサーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)です。
異論もあるようですが、この遺伝子は人をはじめ動物が空腹になると老化や病気を食い止め寿命をのばす働きをするとのこと。
また空腹になるとオートファジーといって、細胞のゴミを掃除して活性化させてくれるなどの仕組みが体には備わっていると言われています。(サーチュイン遺伝子、オートファジーなど検索してご自身で判断してくださいね。)
病気で臥せっている家族などに、「栄養がつかないと体が持たないから」と無理に食べさせるのはどうなんでしょう。本人が食欲がないときには、体が病気に勝とうとして空腹を求めている場合があることを、私たちは頭の隅に入れておいてもいいのではないでしょうか。
ついでに言いますと、病気で伏せっている方にはなかなか半身浴や重ねばきは難しいですね。そんなときは、真綿で足を包んだり湯たんぽを入れてあげたりしてみてください。湯たんぽだけで病状が好転したという話もたくさん聞いていますので病院に入っているから冷えとりは無理と諦めるのではなく、(ひとこと看護師さんに了解をとってから)湯たんぽで冷えとりをしてあげてください。
さて、大きな健康のトラブルを抱えていない人にとって、いつも空腹でいなさいというのは、ちょっと酷なものがあります。というか、そんなことまでしなきゃいけないんだったら健康になんかなんなくていいという声が聞こえてきそうです。
そんなときはプチ断食が有効です。
なぜならプチ断食でもサーチュイン遺伝子とオートファジーの活性化には十分有効だからです。
本格的な断食は専門家のもとでしなければ難しいのですが、週末を使ったプチ断食なら私たちにもできそうですね。
明日はプチ断食について書きますね。