ローフードのコツとノウハウ

温ちゃんです。

昨日はうっかり書き忘れましたが、夏至は排毒が一番活発な時です。

この時期にせっせと汗をかいたり、あれやこれやで排毒しましょうね。

さて昨日の続きです。

食物を陰陽で考えるマクロビオティックでは生野菜やフルーツは「体を冷やす」ということで避ける傾向にありますが、そのあたりはローフードではどうでしょうか。

ローフードでは、野菜やフルーツを生で食べると体内の酵素を消化のために費やす必要がなくなることから、代謝酵素をいかすことになりその結果血行が良くなり毒素排泄もさかんになるといいます。

体内の潜在酵素が十分あると代謝が盛んになり、基礎体温がゆっくりと上昇するという結果がみられるということ。

食べたその時には多少体は冷えるけど、ローフードを摂り続けることで低体温の方の平熱が上がっていくというのは、実際にローフードを実践している多くの方が体験しており確かなことのようです。

体を冷やす食品というのも一面から見るだけでなく俯瞰して考えることも大事なんですね。

さて、ローフードの食事にはいくつかのやりかたがあります。すべてキーワードは酵素と代謝です。

生の野菜や果物は加熱によって失われるとされている酵素・ビタミン・ミネラルやカテキン・カロチノイド・ポリフェノールなどを豊富に含んでいるため消化に負担をかけずに必要な栄養をとることができます。

48度以上の加熱をしないで、和えたりジュースにしたりドライフルーツにしたりして生きた酵素や栄養素をあますことなく栄養としてとりいれましょう。

方法としては普段の食生活の中で少しずつ加熱処理したものを減らし、生野菜やフル―ツを積極的に食べるということで基本はOKなのですが、食べる時間帯や順番、組みあわせを意識したり、調理のしかたを変えてみることで、より一層の効果を期待できることになります。

ローフードの食事では、自然に熟していくトマトや瓜類などの野菜、バナナやマンゴーなどの果物、レタスやセロリなど生食用の葉物、きのこ、海藻、切干大根などの乾物、天日で干したドライフルーツ、ローストしていないナッツや種子類、かいわれやアルファルファなどのスプラウトの他、ローフード同様、生きた酵素をたっぷり含んだ発酵食品を主体の食生活がベースとなります。

ローフードの考え方では一日を、午前(排泄の時間)・午後(摂取と消化の時間)・夜(吸収の時間)の三つの時間帯にわけて考えます。

朝おきたらまず水分を摂って排泄を促します。あなたがあまりカロリーを必要としない生活をしているのであればお昼までは何も食べなくて構いません。

そうでなければ消化のいい水分の多い果物を少しだけ食べてください。

朝食にはフルーツジュースがからだにも負担をかけないのでよろしいようです。

午後は一日の主な食事の時間です。

ライフスタイルにより昼にしっかり食べる方もおられますし、夕食を中心に考える方もおられます。

どちらでも構いませんが、夕方があまり遅くなるような場合は吸収の時間にかかってしまいますので夕食は軽めにして、昼食にウェイトをおいた食事ができれば理想です。

夜は体内に摂りこんだ栄養を吸収し、からだを育てたりリフレッシュさせるための時間です。

この時間に重い食事をすることは、本来休息とリフレッシュのためにあるからだのエネルギーを消化にとられてしまいます。

できれば夜8時以降は食事をすることは避けるべきでしょう。

やむをえないときはサラダやフルーツなど消化吸収のいいものを少量にすることが、からだにとっては理想です。なかなかいつもそういうわけにはいきませんけどね。

食事はまず生野菜を最初にとります。

食べ物の消化吸収にかかる時間は、水分の多いトマト・レタス・きゅうり・セロリなどの野菜やメロンなどの果物が最も早く、柑橘類やバナナ・棄物やブロッコリーなどがそれに続き、根菜や殻類・豆やナッツが1~2時間、肉や魚介類は消化に時間がかかるため、この順番で食べることで消化のみならず代謝や排泄がスムーズに行われ、健康や美しさを保つことができるとされています。

ローフードでない普通の食事でも、まず生野菜から始めるのが理にかなっています。

逆に生野菜などを主食のあとにとると、胃の中で主食と混ざりあい、酵素が薄まって消化吸収が遅くなり、それだけからだに負担をかけてしまいます。

生野菜のかわりにフルーツでもかまいませんが、フルーツは特に朝―番に、メインの昼~夕食は生野菜から食べるのが、ローフードの食事ではスタンダードです。

そういった意味では、外食においてもサラダバイキングからはじめるスタイルの店はうれしいですね。
私たちは何でもバランスよくいろいろな食品を食べるべきだと教わってきましたが、ローフードの考え方ではその必要はないとされています。

動物はバランスよくいろいろな栄養をとらなくても健康に生きていますし、人間もつい最近まで同じものばかり食べていて問題なく生存してきました。

また、ローフードでは食べあわせについても言及しています。

ご飯・パンや麺類などの炭水加物と肉や魚・乳製品は一緒に摂らないようにローフードでは奨励しています。

なぜなら酵素の観点からみたときにアルカリの消化酵素が必要な炭水化物と酸性の消化酵素が必要なたんぱく質は一緒に食べると消化にエネルギーがかかりすぎるというのがローフードの考え方です。
ここでロージュースについて一言

野菜や果物のジュースやスムージーは生で食べるより消化吸収がいいとされています。またサラダで野菜を食べるよりジュースにするといっぱい口に入ります。

ロージュースやスムージーについてはあちこちにレシピが出ていますので検索してみてください。

ところで昨日の記事の写真はみんな温ちゃんちのロージュースの写真です。

飲んでみたい人っ( ゚Д゚)∩

salada