現代の子供たちに起きている問題が、すべてゲームが原因であるかのような論調には反論があるかと思います。
でも子供たちの脳にゲームが悪影響を及ぼすことはないかというと、やはり影響はあるのでは。
人が年を取り痴呆が表れてくると、脳のβ波がだんだんα波に近づいてくるそうです。
ところがテレビゲーム、とくにファイティングゲームやシューティングゲームなどに夢中になると
若い子の脳波も痴呆の脳波と同じ特徴が表れてくるそうです。
あまりゲームをやらない子はゆっくりですが、毎日長時間ゲームをやっている子はすぐに脳波が変化します。
私たちが何かをするときには、脳は目的のための最適な判断をしてから行動に移されます。
これらの情報処理は脳の中の前頭前野というところがおこなっています。
ところがゲームにのめりこんで前頭前野を使わなくなってくると、一種のバイパスができてしまいます。
そうすると物事を深く考える習慣が失われ、人とのコミュニケーションがうまくできなくなったり
すぐにキレる、ぶつぶつと独り言を言う、物事の善悪判断があいまいになる、昼夜逆転、行動がおっくうになる
などの症状が出てくるといわれます。
これが世にいう「ゲーム脳」です。
ゲーム脳は育った環境や心の問題かというと、そうではないという専門家もいます。
現代社会に住む私たちはカドミウム・水銀・鉛などの重金属やヒ素などの有害ミネラルにいつもさらされています。
マグロやかつおなどの大型回遊魚に含まれる水銀、水道管から溶け出す鉛、バッテリーから溶け出すカドミウム。
ゴミ焼却場の煙や中国からの黄砂、工場からの排煙などからも多くの有害ミネラルが飛来しています。
ワクチンや薬、歯の詰め物の水銀や、農薬に含まれるカドミウム、ベーキングパウダーのアルミなど
有害ミネラルは私たちの体の中でも特に脳を中心とした神経系に悪影響を及ぼします。
実際に鉛を使った絵の具をやめたらイライラが収まったり、水を変えたら集中力が増したなどの話もあります。
自閉症や痴呆が増えているのも、遺伝や社会環境もあるでしょうが有害ミネラルの影響を疑ってみる必要もあるのではないでしょうか。
同じように生活していても体内に有害ミネラルをため込んでいる人とそうでない人がいます。
つまりはゲーム脳や自閉症、アルツハイマーは有害ミネラルのデトックスの力が弱い人の病気だともいえるかも。
重金属や有害ミネラルのデトックスには深い汗が一番です。
そんな子のお風呂のあとのお湯はきっと臭いはず。
もしいやがらなければ、長時間の半身浴が有効です。
お風呂でできるゲームを与えることが、ゲーム脳脱却の第一歩かも。
さらにいえば、ゲーム脳の子供に悩むお母さんお父さんには
●和食中心の食事(デトックス効果がある玄米・雑穀や味噌、亜鉛を含むごまや大豆を多めに)
●シューティングゲームやファイティングゲームではなく、RPGや囲碁将棋などの頭で考えるゲームを与える
●昼型の生活に慣れさせて日光を浴び、セロトニンを増やす
●お風呂に入る習慣をつけ、靴下を履かせ、デトックスしやすい体にしていく
なんてことからはじめてみてはいかがでしょうか?