油と砂糖
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温ちゃんの冷えとりハンドブック
過剰に摂りすぎた食べ物
からだに溜まる毒にもいろいろありますが
化学物質や農薬・重金属などの有害物質と並んで
過剰に摂りすぎた食物の残りが
体の中で滞ったものも
現代に住む私たちが
気にしなければいけない毒なんです。
貴重だった油と砂糖
油と砂糖は、昔はとても貴重だったので
お大尽でもない限り
めったに口に入りませんでした。
戦後、化学的な製法が確立されてから庶民にも
砂糖や油も大量に安く手に入るようになりました。
口に美味しい油と砂糖
脂肪とぶどう糖は生存のための必須栄養素です。
ところが昔はなかなか手に入らないので
私たちの味覚は
油脂と甘味をむさぼるようになりました。
そのため、いくらでも手に入る現代では
自制をしなければ油も砂糖も
取りすぎてしまいます。
昔の食事
同じ和食でも、昔のおかずは
煮物やお浸し、漬け物が定番でした。
今は揚げ物に炒め物
サラダもドレッシングたっぷりで
魚一つとっても煮たり焼いたりだったのが
ムニエルやフライなど
油やバターを使うのが
当たり前になってきています。
油脂の摂り方
バターをはじめとした
動物性の油は過剰に摂ると
血液を汚し、血管に溜まり
動脈硬化の原因になります。
植物性の油は加熱すると酸化して
過酸化脂質となります。
これはDNAや染色体を
傷つけるといわれています。
油を摂るならごま油やエゴマ油、菜種油など
酸化しにくい油を少量だけ使いましょう。
加熱して使う天ぷらや炒め物より
生で使うドレッシングのほうがヘルシーです。
油は食べ物ではなく調味料
油はそもそも調味料です。
からだにいいって聞いたからって
亜麻仁油やココナッツオイルを飲むのは
やりすぎだって温ちゃんは思います。
砂糖の摂りすぎ
過剰に摂りすぎた砂糖は赤血球を溶かし
貧血の原因になります。
砂糖は中性脂肪に変わりやすく
血管にたまれば脂質異常性になり
動脈硬化につながり
肝臓にたまれば
肝炎や肝硬変を引き起こします。
血糖値を乱高下させ
イライラや無気力を生み出すことは
良く知られてきています。
砂糖は極陰性食品
マクロビでいえば極陰性の砂糖は
体をゆるませ
胃下垂や尿漏れ、不妊症や不妊
低血圧、冷え症などに
繋がると考えられています。
砂糖と油の毒消し
まあ、そうはいってもね
脂っぽいものと甘いものはおいしいものね
摂りすぎるなと言っても
ついつい食べてしまうのはよくわかります。
マクロビでさえ、油をいっぱい使って
水あめや代替糖を加えれば
子どももパクパク食べてくれたりします。
油と甘味料の誘惑を断ち切れない
そんなあなたに油と砂糖の
毒消し食品を教えちゃいます。
脂の毒消しには、昔から
大根おろしとかんきつ類と言われてます。
大根の酵素は脂肪分解を促すすぐれもの
また、腎臓の働きを活発にして
摂りすぎた油の排毒をさかんにします。
大根と柑橘類が油の毒消し
腎臓のろ化装置である糸球体は
動物性の油だけでなく
植物性の油の酸化でも
目詰まりを起こします。
この目詰まりを溶かすのに
大根と柑橘類がベストです。
柑橘類のクエン酸は
肝臓も元気にしてくれます。
天ぷらに、大根おろしとゆずが
ついていたりするのは
ちゃんと理にかなっているんですね。
砂糖の毒消しには梅干
砂糖の毒出しは梅干しが一番です。
梅酢も同じように毒だし効果があります。
もっと効果が強いのが
梅干しを炭状にした
極陽性の黒焼き。
また、しょうがも砂糖の毒を消してくれます。
毒にも薬にもなる食べ物
食べものは毒にもなれば薬にもなります。
上手に組み合わせることで排毒を促すことで
おいしく食べて、しかも健康でいられるように
工夫していきたいものですね。
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それでも摂りすぎないようにね