心の冷えのお話し

温ちゃんです。きのうはお休みしてごめんなさい。心の冷えとりについて書こうとしましたが、うまく言葉を紡ぐことができなくて・・・

温ちゃんは神秘主義とか不思議とかは実は苦手なんです。できれば合理的な解釈ができる話しを好みます。でも心の話をする時って、すべて合理的な話だけですますのが難しいですね。そう思うのも心の冷えかしら。

冷えとりは「頭寒足熱・腹七分・心は丸くおだやかに」だとお師匠さんに教わりました。

冷えとりの本やブログを読むと、心の毒は体の毒の4000倍とか4900倍とか書いてあります。

この数字の根拠はわかりませんが、心の毒出しも体の毒出しと同じように重要であることはどうやら間違いないようです。

心身一如といって、体の状態は心に影響しますし、イライラカッカして頭に血が昇れば足元が冷えてきます。月経前に知らず知らずカリカリするような人は体と心がつながっていることがよくわかると思います。

かといって、我執を捨てなければ明日死ぬといわれても手放せないのも心のやっかいなところです。

ここでは前回の五味と同じように、五行図をガイドにして心の冷えとりについて考えてみたいと思います。

進藤先生は「冷えと傲慢のない人はいない」とよくおっしゃいますが、想念のすべては五行図で言うところの「木」からはじまるそうです。

「木」といえば、季節は春、体では肝臓・腎臓、食べ物はすっぱいもの、色は青、そして心は「怒」で表します。「怒」のマイナス面は傲慢・イライラ・怒る・神経質・見栄です。プラス面で言うとなんといってもやる気とか頑張る心、思慮などが挙げられます。自分のカラに閉じこもりやすく不眠症などになったりします。

イライラカリカリする人は肝臓や腎臓の毒がたまっているのかもしれませんね。

そして、「火」季節は夏で、心臓や小腸、食べ物は苦いもの、色は赤で心は「喜」です。プラス面からいきますと愛すること、喜ぶこと、マイナス面は冷酷・ツンツン・嘲笑い・思いやりがないなどです

人から冷たいと言われる人は心臓や小腸にトラブルをかかえているかもしれません。

「土」は今の季節「土用」で甘いもの、黄色、「思」、臓器器官で消化器をさします。利己・わがまま・苦悩・優柔不断・甘ったれ・不精・クヨクヨなどの特徴がありますが、バランス感覚が有り分け隔てなく人と公平につきあえる良い面もあります。忘れっぽい人も「土」、消化器が慢性的に弱くありませんか?

「金」は秋、肺や大腸、白色、憂、辛いものなどをあらわし、心のプラス面は慈悲、マイナス面は強欲、悲観的、メソメソなどがあげられます。

肺や大腸にトラブルがある人が多く、そんなトラブルもなかなか手放さないのも「金」の特徴です。

「水」は臆病、ビクビク、スタミナ不足、こわがりですが、畏怖の念や尊重尊敬などは「水」に所属します。色は黒で季節は冬、塩辛い味を好み臓器は腎臓や膀胱などがあげられます。

自分や周りの人の精神状態を上の五つの中から探し出してください。

たとえば、いつも心配ばかりしていてスタミナがないなと感じてる人は腎臓が疲れていると判断します。おなかを温めて腎臓・膀胱・生殖器を元気にしてあげてください。プラス面とマイナス面はものごとの表裏ですので、腎臓や生殖器が元気になってくると「ビクビク」が転じて他人をリスペクトできる人になれると読み解きます。

自分の意見や所有物を抱え込んで、なかなか捨てることができない人は肺・大腸が元気になると、我欲が薄れ慈しみの心がわいてくるそうです。

 

心の冷えをとるにはどうしたらいいでしょうか?

心の持ちようをかえましょうといって簡単にできることでないことは、先ほどもお話しました。

やることはひとつ、ゆっくり半身浴をして下半身を温めましょう。また食べ物や呼吸も気にしていきましょう。

家族や職場、友人の中で心の冷えを見つけたら、そばにいるあなたがもっと半身浴しましょう。

冷えとりをしていたら、心の持ちようが変わってきたというお話しもいっぱい聞きます。それがまた関係の冷えも解きほぐします。

これは「不思議」ではなく、そういうメカニズムがあるってことなんだと温ちゃんは思っています。

それにしても、おそるべし「冷えとり」です。

実はまだ語り足りないこともありますが、まだ上手にお話できません。それについてはまたいつかお話ししますね。

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