温ちゃんです。
昨日は立秋だけでなく新月だったんですね。新月は誕生の時です。新しいことにチャレンジするには最適なときです。
旧暦というのは日本の昔の暦で月の満ち欠けを基準にした暦です。
きのうの立秋は旧暦では7月1日で、今年の七夕は新暦の8月13日。
旧暦の七夕の夜は一年のうちただ一度、月が天の川の中に入る日です。
七日目の月に照らされる夜空の明るさはちょうど天の川と同じ明るさ。
それはどういう意味があるのでしょうか?
実は七夕の夜、天の川に月が入ったとほぼ同時に、月の明かりですっと天の川が消え、天の川に隔てられていた織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)が年に一度逢瀬を許されるというわけです。
月の明るさが明るすぎても暗すぎても、この現象は起こりません。
また今の暦の七夕はちょうど梅雨の時期。一ヶ月遅れの8月7日でもこのミラクルはおこりません。
新暦では見えてこなかった夜空の不思議がこうやって旧暦では残っているのですね。
実は最近都会を中心に植物のパワーというかエネルギーがかなり弱っているのではないかといわれています。
もちろん大気汚染やヒートアイランドもありますが、主な原因は明るい夜(光害)なんだそうです。
植物は昼間、お日さまの光を浴びて光合成をして、夜は呼吸だけして休んでいます。
ところが今は一日中人工的な光にさらされて休ませてもらえない。
毎日毎日夜も寝ないで働かされたらあなたならどうでしょう。
植物も同じです。一日中人工的な光にさらされているとそれがストレスになり、最後には枯れてしまうこともあります。
公園の街路樹を観察してみると、街灯のそばの木はちょっと元気がないような気がしませんか?
え?そんなこと考えたこともない?
昼間は明るくて夜は暗い。これが自然のリズムであることは人も動物も、植物だって同じです。
ファーストフードでついたお腹の脂肪をフィットネスクラブで燃焼し、原発をいっぱい作って夜を明るくして、より早く移動するために南アルプスに大きな穴を開けて、私たちはいったいどこに向かっていくのでしょう。
そろそろ私たちは便利であること豊かであることがイコール幸せではないことに気づくときが来ているのでは・・・
そんなことを新月の夜にお風呂で考えていました。
さて、今年の旧暦七夕(8月13日)には温ちゃんからちょっとミラクルなプレゼントを用意してあります。(わかっちゃった人も内緒にしてね)
田舎に住んでいる人は街の明かりのないところ、都会の方は少し郊外に出かけていって夜空を見上げてみませんか?
きっと忘れられない夜となること約束します。
今日は旧暦の話しをしようとしていたら脱線してしまいました。
冷えとりは一度も出てきませんでしたが、たまにはいいよね。