婦人疾患と冷えとり

温ちゃんです。

昨日は、下腹部、特に子宮の冷えが生理痛や生理不順をはじめとした女性特有のトラブルの大きな原因だというお話をしました。

それではお腹を温めるにはどうしたらいいんでしょうか。

一つは暖かい格好をすること。

靴下の重ねばきはもちろんですが、レギンスや腹巻、またショーツの重ねばきも有効です。

直接肌に触れるものですので、素材としてはできれば絹、あるいはオーガニックコットンや無漂白・無蛍光綿のものがベストです。

ショーツも一枚目は絹、その上に綿を履くのが理想です。というのは、冷えだけでなく毒出しを考えたときにも、股間は足の指の間と同じように毒がたまりやすい場所、出しやすい場所だからです。

また、冷えの観点からはおへそのちょっと下、下丹田と呼ばれるあたりを温めるのが大切になってきます。腹巻や深型のショーツでしっかり温めてあげましょう。

生理中は市販の生理用ナプキンではなく布製のナプキンが理想です。

布ナプキンについては明日詳しくお話しさせていただきますね。

なにしろ、温ちゃんのボスと奥さんのお店「てくてく」は、日本で一番最初にインターネットで布ナプキンを販売したお店、15年のキャリアがあるので経験も豊富ですって。

明日はしっかり話を聞いてから書きますね。

 

食べ物で言えば、先日お話しした白砂糖の入ったジュースやスィーツ、生野菜やナス科の野菜などは体を冷やします。夏はアイスや冷たい飲み物など物理的にもお腹を冷やす機会が増えますので、体を冷やすものを食べたらバランスをとって温める食事も欠かさないなどの配慮も必要です。

あとはカイロで温めるとかこんにゃくを使うなんて技もありますが、ま、これから暑くなる時期ですので、深刻なトラブルがある場合を除けば、冷えとりをしっかりやっていれば十分でしょう。

 

体のあちこちをぐるんぐるん、ぐにゃぐにゃと動かしてみてください。

実はお腹ってなかなか運動できないんです。

筋肉は動かすと発熱しますし血行も良くなるので、体をしっかり動かすというのも冷えとりには大事なんですね。

一番いいのはしっかり歩くこと。それもできるだけ骨盤を軸に大股でゆっくり歩くとお腹も温まります。

「お尻歩き」って体操知っています?

お尻を床につけて。足は浮かして右と左のお尻を交互に出して前に後ろに大きく歩く体操です。

よく腰がくびれるからとか下半身が締まるからと「お尻歩き」をする方がいますが、実はこれ、お腹の冷え対策にもとってもいいんです。

ほかにはヨガや太極拳、簡単にできるところではスワイショウ(ネットで検索してみてくださいね)など、いずれもお腹で息をしながらゆっくり動く体操がいいみたいです。

昔の人はしゃがむトイレや拭き掃除など骨盤を使った運動をよくやっていましたが、現代人はいわば骨盤を動かさなくなった人種です。

体を動かすことも、冷え対策には必要だったんですね。無理のない範囲で意識してお腹を動かす体操もしてみてください。

それじゃ、いつやるの?

 

今夜は遅いので明日からにしましょうか。

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