電子レンジと電磁波問題

温ちゃんです。

リモコン、携帯電話、無線LAN、送電線・・よっぽど山の中でない限り私たちは網の目のような電磁波の中で暮らしています。

電磁波は目に見えない光だと思ってください。紫外線がメラニン色素を増やし、赤外線が体を温かくするように、電磁波は私たちの体に様々な作用をもたらします。

直流と交流って学校で習いましたね。送電線の電流は交流といって一秒間に50~60回プラスとマイナスが入れ替わっています。(東日本は50ヘルツで50回、西日本は60回)このプラスとマイナスの変動が電磁波を引き起こします。

電子レンジはIH調理器と並んでもっとも電磁波の強い家電のひとつです。電子レンジの出す電磁波はマイクロ波と言って、約2450メガヘルツ、なんと一秒間に24億回もプラスとマイナスが入れ替わる、とっても振動の激しい電磁波なんですね。このマイクロ波を食品の水の分子に照射して、共鳴といって水分子が細かく振動することで熱が発生するというのが電子レンジの仕組みです。

「電子レンジが電磁波が強いのは知っているけど、中覗かなきゃ大丈夫なんでしょ?」もちろん作動中に中を覗いてはいけません。お子さんには気をつけましょう。

でもそれだけでなく、電子レンジの電磁波は、意外と外に漏れているんです。1.2メートル離れて1ミリガウス。せめてこのくらいは離れないと安全とは言えません。

体が電磁波をあびると、活性酸素の発生が増えるといわれています。活性酸素については以前温ちゃんも書きましたのでよかったら見てくださいね。https://www.facebook.com/photo.php?fbid=530520193709581

老化や遺伝子損傷の原因となる活性酸素を減らすには抗酸化物質であるフィットケミカルが有効との話があります、

フィットケミカルとは植物に含まれるルチンやリコピン、カロテン、アントシアニンなどの色素や辛味成分です。長寿村として有名な山梨県棡原村のおじいちゃんおばあちゃんは人一倍フィットケミカル(特にカロテン)を食べていたそうです。

そう、アンチエイジングには色の濃い野菜をいっぱい食べましょう。

ところで、電子レンジで調理すると水の分子が一秒間に24億5千万回振動してたべものが温まるといいました。この振動の際に栄養素の多くが破壊されるという話があります。

とくにフィットケミカルは6割から9割が電子レンジでの調理で失われるっていうから驚きじゃあありませんか。

体にいいとせっせと電子レンジで調理して食べていた野菜が、そんなことになっていたなんて・・裏切りだわ!

ところで。ネットで調べると電磁波は安全という人もいれば危ないといひともいてわからなくなりますよね。たばこの害については誰もが否定しません。それは長年の比較研究の実績があるからです。

人工放射能、遺伝子組み換え食品、食品添加物、マイクロ波など比較的新しい物質については危険・安全と評価が分かれます。それはそれだけデータの積み重ねが少なく、恣意的とは言わないまでも動物実験や臨床の判定の仕方によって評価がわかれてしまいます。
「危険」だから避けるのではなく「安全かどうかわからないから」避ける。それでいいと思います。それが予防です

概して「安全」といっているのは当事者や生活者側ではなく、「傍観者」であったり企業や国家に関係する人だったり、というのはよくある話です。

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