温ちゃんです。
恬淡虚無 真気従之 精神内守 病安従来 (皇帝内径・上古天真論)
さあ温ちゃんに似合わず難しい言葉が出てきましたよ。
あっけらかんとこだわらず、あれがほしいこうなりたいと、心を煩わせなければ、気はもとあったようにうまく流れます。過去や未来や他所など、あちこちに気をさまよわせずに今ここにいるようにしていれば、病気になることはないですよ。って意味だそうです。
利き腕をまっすぐ前につきだして拳をにぎってください。
パートナーに、その突き出した腕を下に下げようと力を入れてもらいます。頑張って力比べをする必要はなく、基準になる力が分かれば結構です。
今度は「試験に落ちた、人前で恥かいた、喧嘩した」といった過去のマイナスの経験を思い出してください。その時にさっきと同じように腕を押し下げてもらうとあっさり下がってしまいます。
プラス思考が力を出させるのかな?今度は将来の夢がかなった情景をありありと思い浮かべて、また腕を押し下げてもらいます。今度もさっきと同じであっさり腕は下がってしまいます。
最後に今この場所この瞬間にいることをはっきり意識してみると、あら不思議、腕はぶらさがってもいいくらいに力が入ります。
私たちの心は一瞬で過去にも未来にも遠方にも飛んでいくことができますが、からだは「いま・ここ」にしかいることができません。
心が体と一緒にあるとき「心身統一」の状態で、私たちの気は最大限に力を発揮して、能力を発揮することができるそうです。
私たちはよく過去のことを「こうすればよかった」「あんなこと言わなきゃよかった」と悩んだり、未来について「これもしなくちゃ」「あれもやっておかなくちゃ」と考えますが、実はそれは大いに気の無駄遣いなんですって。
もちろん過去を振り返り未来の計画を立てるのは必要なことですが、そのために「いま・ここ」から心が離れてしまえば正しい判断もできなくなってしまいます。
「大学に入学するまでは」「就職するまでは」「結婚するまでは」「家を持つまでは」「子供が自立すっるまでは」と本当の自分の人生を先延ばしにしていたら、いつの間にか人生の終わりにきているってことになりかねません。
山登りでも、花や景色を楽しみながら登るほうが楽しいように、人生その時の花々を愛で景色を楽しみながら進んでいくことが、気を巡らせて体も心も最大限にその能力が発揮されるということを、冒頭の「皇帝内径」では言っているんですね。
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さあ、国立冷えとりマルシェも間もなくです。楽しみましょう!
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10月26日(日)13:00~18:00
【場所】国立さくらホール
JR国立駅南口より旭通りに入り、最初の角を左折して国立デパートの隣にある商協ビルの2階です(国立駅より徒歩3分)。
温ちゃんも出店します。
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