第二章 冷えとり実践法

冷えとりを実践してみよう

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冷えとりの基本は半身浴

半身浴ラブ

冷えとりでは下半身を温めることだけではなく、体の中の老廃物や有害物質を積極的に体外に出すことを大切にしています。

そしてデトックスに絶大な力を発揮するのが半身浴です。

みぞおちから下を40 度以下体温以上のお湯に最低でも20分以上入りましょう。

だいたい20~30分半身浴をしていると、
体全体が温まり血流がよくなって体中を血が滞りなく廻りはじめます。

強火であぶったお肉や魚が生焼けになるように、
熱いお湯に入るとすぐにお湯から出たくなり体の芯まで温まりません。

温度計を用意しなくてもザクッとでいいので、お風呂は体温以上40度以下、みぞおちから下をできるだけ長い時間浸かっている、というのが半身浴の正しいやりかただということだけ覚えておいてくださいね。

40度以上の温度のお風呂は交感神経を刺激するそうです。
お目覚めモード、朝にはいいでしょう。
夜には40度以下のお湯にゆっくり浸かりましょう。
副交感神経が優位になります。

副交感神経が活性化するとアセチルコリンという物質が出てリンパ球が増え、免疫力がアップするそうです。

理想なのは、お風呂に入る前に湯たんぽを用意してふとんを温めておいて、お風呂からでたらすぐ寝る。
そうすれば体の中心の体温が、末梢までゆきわたり寝ながらに半身浴のつづきが楽しめます。
お風呂から出てエダマメつまみにビール飲んでネットをやる。
至福の瞬間ですが残念ながら冷えとりの観点からは×なんですね。

冬には、少し高めの温度でいいでしょう。
最初に全身を湯舟に浸けたり、出る前に少しお風呂の温度を上げて全身あたたまってもかまいません。

上半身は氷のように冷たくなっていても下半身が温たまっていれば風邪ひくこともありません。
大病する人は、たいていシャワーですましてお風呂にちゃんと入らないんですって。
忙しい時でもできるだけシャワーですますことなく、お風呂に入ることは大切なんですね。

半身浴のポイント

★注射の後、抜歯の後、生理中などを含め、半身浴をしてはいけないときはありません。
★腕は上半身をめぐる血が流れます。できれば腕は出すようにしましょう。
★長時間半身浴すると湯冷めはありません。冬などに最初寒い時は全身湯船につけてあたたまってから半身浴してもかまいません。夏は窓を開けて涼しい風を入れると快適です。
★体調がすぐれないときなど、どうしても半身浴がつらい時もあります。そんな時は無理せず足湯やほかの方法で下半身を温めましょう。
★半身浴中に眠くなったら寝てしまってかまいません。泥酔していなければ溺れることもありません。水温が体温を下回ると目が覚めますので、その時は追い炊きしてくださいね。
★入浴剤は使ってかまいません。天然の原材料のものを選びましょう。塩や重曹などもおすすめです

お風呂の楽しみ

入浴

冷えとりの中心は半身浴!
靴下の重ね履きも湯たんぽもレギンスもすべて半身浴の補完でしかありません。
冷え取り健康法は長時間半身浴健康法です。

健康体のあなたには最低一時間、病気を抱えていたり治したい症状があるときは可能な限り何時間でも半身浴することをおすすめします。

半身浴は最低20分とか書きましたが、それはビギナー向けのアドバイス。
心の中じゃあ「一日20分じゃあ、物足りないよね」って思っています。
もちろんできる時だけでかまいません。

最初の20分が温まる時間、そこから先は毒だしタイムです。
血液に溶け込んだ老廃物や毒素は体内をぐるぐる周りながら体の外に出る機会を伺っています。

一部は肝臓で分解されたり腎臓から尿となって排出されたりします。

でも毒素のデトックスでもっとも効果的なのは皮膚からのデトックスです。

みかんの外皮をむいてそのままにしておくと、内皮が乾いてパリパリになりますね。
これは中の果汁が蒸発して出ていくことがないように、みかん自ら仕組んでいることです。
でも水の中に入れておけば内皮は乾かずにそのうちに中の果汁は水の中に浸みだしていきます。

体の毒素もお風呂の中で少しずつ浸みだしていきます。
みかん汁みたいに。

長続きのコツは、お風呂を楽しみにできるようにすること。
防水テレビや音楽プレーヤーをつけたり、本を読むときはタオルをいっぱい敷いて汗で本がべろべろにならないようにするといいようです。

途中肩まで沈んだりうたた寝したり。
また好きな入浴剤、アロマオイルやドリンクなどを持ち込んで。
お風呂を快適に、長く入っていられるように工夫してみてください。
浴槽が狭くて膝が出てしまうようなら、
プラスチックの浴用の椅子を湯船に入れて座りましょう。

本を読んだり肘をつくためにテーブル代わりにお風呂のふたを用意します。
(お風呂がさめにくくなります)家族全員が半身浴を始めると大家族では何時間もかかってしまいます。
そんなときは朝早くの入浴で、お風呂の中でうたた寝するのも至福の時間です。
そう、お風呂に入るのが楽しみで浴室がわくわくする空間になるってことが大事です。
そして、忙しくてゆっくり半身浴できないような日にも、
できるだけシャワーだけで済まさずに10分でも20分でも湯船に身を浸し、
浮力に身をゆだねるって習慣をつけてもらえたらなあと思います。

入浴剤の話

入浴剤

心豊かなバスタイムにかかせないのが入浴剤。

今や数えきれないほど様々な入浴剤が私たちの周りにあふれています。

ところがスーパーや雑貨店へ行って探しても残念ながら安心できる材料のみの入浴剤は少なく、たいていは合成色素やプロピレングリコール、パラベン、合成香料など化学物質のかたまりのような入浴剤が一般的です。

デトックスを促すつもりで入れた入浴剤で経皮毒を取り込んでいたら、元も子もありません。
入浴剤の成分としては、できるだけ天然のものでシンプルなものをおすすめします。

たとえば、塩、木酢液、重曹、クエン酸、天然のエッセンシャルオイルやハーブ、クレイ(ねんど)など。

重曹は水に入れると炭酸ガス(二酸化炭素)を発生します。

この炭酸ガスが皮膚から吸収されると体内の血中を巡り、吐く息としてでていきますが、このとき体を保温して、血行を促し血液が酸素を運ぶのを促す効果があるそうです。

炭酸ガスが刺激となって酸素を体中に行き渡らせ冷えや凝り、月経不順や肌のくすみなどを緩和してくれます。

重曹のお風呂に入った後は、風呂からでてもポカポカしています。

お風呂場に重曹を常備して、入浴時にコップ一杯投入!あとはこのみのエッセンシャルオイルをちょっと垂らせば、それだけで素敵なバスタイムを演出できます。

天然の入浴剤としては、びわやよもぎ、大根葉、ハーブ、ベニバナなどを干して布袋に入れれば、ちょっと素敵なオリジナル入浴剤が出来上がります。

大根葉は子宮筋腫、卵巣のう腫、膣炎などの婦人病にいいといわれ、民間療法では婦人科系トラブルの人に大根干場湯をすすめています。

婦人科系トラブルにうれしい大根干葉の入浴剤

ゆずなどの柑橘類はリモネン(モノテルペン類)という皮膚を刺激する成分が含まれているので、輪切りにしたり絞ったりせず、丸のままお風呂に入れてほのかな香りを楽しむのがいいようです。

柚子湯に限らず身近な植物や野菜をお風呂に入れる入浴法は昔から親しまれてきました。
煮込み料理によく使う月桂樹(ローレル)の葉っぱは植物湯に最適です。
乾燥したものでも生でも。
水から沸かすか、布袋に入れてお風呂でしごいても。
神経痛・リュウマチ・収れん・鎮静作用などがあるそうです。
マツやヒノキは枝や葉っぱをとってきてそのまま布袋に入れてお風呂に入れちゃいましょう。

檜風呂の香りがして気持ちいいですよ。
マツは腰痛・神経痛などに、ヒノキは代謝促進や精神を落ち着かせてくれます。
「杉っこ」大好きなあなたなら、杉の葉っぱや枝を集めてきて、水から煮詰めてお風呂に入れてみましょう。

やはり代謝促進や毒だし、リラックス効果などが期待できます。
煮出すのが手間ならやはり布袋に入れてお風呂でもみしごいてもいいですね。
あとは、ドクダミ・ゲンノショウコ・アロエなど。
薬局などで乾燥したものも売っています。

野草をお風呂に入れる時は水から沸かす、鍋で煮出す、布袋に入れてもみしごくなどの方法があり、それぞれ適したやり方があるのでチャレンジしてみてくださいね。
細かい葉をそのまま入れるとあとでお掃除が大変なので、葉っぱなどは煮出すか布袋に入れるのがいいでしょう。

そういえば、料理用のハーブ。
ローズマリーやセージ、オレガノなども入浴剤として使えます。
ブーケガルニなど入れて入浴すれば、ほらあなたは、とってもおいしくなりますね。

お風呂のかわりに足湯

足湯で冷えとり

お風呂に入っていない時にはお風呂の代わりをしてくれるものを見つけましょう。

足湯は半身浴ができない時の一番の選択肢です。

家族全員が冷えとりをするようになるとお風呂が渋滞してきます。
また浴槽がなくシャワーだけというバスルームもありますよね。
(沖縄などでは、こちらがデフォルトだったりして)また、来客の予定があって入浴できないような時にも足湯です。

方法は深いバケツにお湯を入れ、その中に足をつけます。
温度は半身浴より高めで、熱いお湯をいれたポットを用意して、時々差し湯をしてあげると温度が下がらず長く入っていられます。
差し湯をしていくとどんどんお湯が増えていきます。
深いバケツはマストです。

半身浴同様、足湯も長い時間入っている方が効果的です。
そのうち体中がじんわり温まってくるので、汗拭きタオルも用意しておきましょう。
片足だけが赤くなったり温まりかたが左右で違うようなときには体のバランスが崩れています。

両足が均等の感覚になるまでしっかり足湯しましょう。
重曹や塩を入れると保温性も高まります。
特に足が疲れているときむくんでいるときはぜひぜひ足湯の効果を体験してみてほしいのです。

最近は足湯器もいろいろ出ていますが、
電熱器タイプのものは、体表面ばかり熱くなってしっかり体内が暖まらないだけでなく、
毒素はでていきませんので、できればお湯に足をつけるタイプがおすすめです。

実は足湯は、入浴が負担になる病人にも大変有効です。

入院している家族や家で寝たきりの家族などにも、可能なら足湯させてあげると気持ちいいと喜ばれるのみならず病状の好転も期待できますよ。

さあ、いよいよ次は重ねばきです

5本指ソックスで重ね履きを

お風呂を出ると足は急速に冷えていきます。

せっかく温まったのにもったいないので、
脱衣所から出る前に靴下やもこもこスリッパを履きましょう。

さあ、いよいよ重ねばきソックスのお話です。

まず最初にお伝えしておきたいのは、冷えとりの一番の方法は半身浴だということ、重ねばきソックスはその補助でしかないことを覚えておいてくださいね。

そうは言っても、一日中半身浴をしているわけにはいきませんので、靴下の重ねばきが大事なことにかわりはありません。

靴下は厚いものを一枚履くより、薄い靴下を何枚も重ねたほうが空気の層ができて保温性が高まります。

冷えとりでは最初に絹5本指、つぎにウールか綿、そして絹というように、絹とほかの天然素材の靴下をと繰り返していくことを推奨しています。

それは「巡らせる」ことと同時に「出す(デトックス)」ことを考えてのことです。
また化学繊維は毒を貯めこんでしまいますのでできるだけ絹、綿、ウール、麻、竹など天然素材のものを身につけるようにしましょう。

靴下は何枚でも何枚でも、足が寒いなと感じなくなるまで履きましょう。

そしてお風呂に入っているとき、足湯をしているとき以外は寝ているときも含め、可能な限りいつも重ねばきをしていただきたいのです。

「冷え取り健康法」の本を読むと靴下は4枚重ねましょうと書いてある場合があります。
それは4枚じゃなくてはいけないわけではなく最低4枚、できれば足が寒さを感じなくなるまで重ねましょうってことで10枚でも20枚でも履いて構いません。

もちろん、オフィスで制服が決まっているとかあるでしょうし、最初は体があまり足の冷えを感じてくれなかったりしますが、無理のない範囲で靴下の重ねばきをしましょう。

逆に、4枚でも足が熱くてつらいというあなたは、体の内部が冷えている証拠です。

まずは1枚から初めて、その分半身浴や足湯をしっかりしましょう。
そうすると、そのうち体の内部の冷えが表面に移ってきて足の冷たさがわかるようになり、重ね履きがつらくなくなります。

それじゃあと手持ちの靴下をせっせと重ねていったら、足がしびれて「冷えてるのかも?」それは靴下が足を締め付けて血行が悪くなっているのです。

冷えとりの靴下は薄くゆるく、足や足首を締め付けないようにできています。
最初は手持ちの靴下で代用しても構いませんが、靴下で健康が買えると思えば安いものです。

思い立ったらぜひ、まずは靴下を買い揃えることから始めてみてください。
でも忘れないで。

冷えとりで一番やってほしいのは半身浴、そして足湯、それができないときは靴下の重ね履きというのが優先順位ですね。

まずはこれから!温ちゃんの冷えとり重ね履き靴下シルク&ウール4足セット

重ねばきのやり方

重ね履き

足は体の中でももっともデトックスの盛んなところです。
シルクの五本指靴下を履いてデトックスを促しましょう。

色々な人がいろいろ試した結果シルクが
もっとも皮膚からのデトックスを促す効果が高かったそうです。

蚕さんが閉ざされた空間であるまゆの中で生き続けるには、
外界の紫外線や雨から蚕を守るとともに、蚕さんから出てくる老廃物をちゃんと外に出すというメカニズムがまゆにそなわっていなければいけないんです。

5本指靴下をお勧めするのは、指と指の間がデトックスが多いから。
あせもや水虫も指の間ができやすいでしょう⁉ そういう箇所がデトックスが盛んなところです。

シルクの次にはウールをお勧めします。
最近まではシルク→コットン→シルク→コットンが主流でしたが、コットンは汗を吸うと取り込まずに繊維の周りに水分がたまってしまいます。

汗が冷えるとかえって冷たくなりますので、頻繁に替えればいいのですが、それができなければ、汗を吸っても湿っぽくならないウールがいいでしょう。

そう最近の主流はシルク→ウール→シルク→ウール→…でもウールはコットンより高いし、コットンよりへたりやすいのでお財布と相談して決めてください。

深い汗によって皮膚から吸い上げた毒素はシルクの5本指靴下から2枚目のコットンやウールの靴下に受け渡します。

2枚しか靴下を履かなければ2枚目にたまった毒が満杯になるとおしまいです。
そこでもう2枚靴下を増やしてみましょう。
もう5本指の必要はありません。

2枚目のコットンやウールの靴下にたまった毒素は3枚目4枚目を履くことで次のシルク靴下によって4枚目のコットンやウールの靴下に受け渡されます。
もう2枚重ねれば、よりいっそうの効果が生まれます。
そうやって靴下を重ねれば重ねるほどデトックスが促されます。
これが重ね履きのメカニズムです。

遠くへは一度に飛んではいけないけど、一歩ずつ歩みをすすめればいずれは目的地にたどり着けるのと一緒です。

でもシルクの靴下がなければコットンやウールでも。
アクリルやポリエステルはかえって毒素を閉じ込めてしまうとか、せめてシルク混や綿混で天然素材比率が高いものにいたしましょう。

絹製品の洗い方

シャボン玉スノールで絹洗い

私たちがよく目にするカイコのまゆは真っ白で綺麗な色をしていますね。

白いまゆを作るのは家蚕といって、品種改良で作られた一代交配のカイコです。

アルカリは絹を溶かすので要注意です。

アポクリン腺からの汗は靴下を溶かすのは、それが強アルカリだからです。

基本的には中性洗剤で手洗い、またはネットに入れて洗濯機の手洗いモード。
高い温度は避けてアイロンは原則不可、干す時は紫外線を避けて陰干しってことでOKだと思いますが、中性洗剤って合成洗剤じゃないの、と思われる方も多いと思います。

中性洗剤は合成界面活性剤を使っていますし、蛍光増白剤などの化学物質も入っていますので要注意です。
いっぽう石鹸洗剤と言われる洗濯用石鹸には炭酸塩をはじめとした助剤が含まれています。
助剤は石鹸の洗う力を助けて石鹸カスを除去してくれる頼もしい味方ですが、実はこの助剤がpH値が高いので注意です。
じゃあ、どうしたらいいのということで、一つは助剤を使わない洗濯用石鹸を使うこと。
オススメはシャボン玉スノール。

シャボン玉石けんは昔から石鹸運動をリードしてきた北九州の会社ですが、
シャボン玉シリーズで石けん分99%のスノールはちゃんと絹も洗えますと書いてあります。
また、洗剤ではありませんが塩と木酢や竹酢を使っても意外とキレイになるという話もあります。

仕上げにはちょっとクエン酸を入れた水ですすぐと
pH値が下がり生地自体もごわごわしなくていいという話もあります。

汚れのほとんどはぬるま湯と手洗いで落ちます。
そろそろ洗濯に洗剤は必要という固定観念からも卒業してもいいのではないでしょうか?

靴下を10枚も20枚も履いていれば、さぞや洗濯もたいへんでは…たしかに洗濯ものは増えます。
靴下がたくさんぶら下がっている光景は壮観です。

でも、毎日毎日全部の靴下を洗う必要はありません。
1週間も2週間も、なかには数ヶ月洗わないなんて猛者もおられます。

まあ、あまりそれはおススメしませんが、いちばん内側の絹五本指と、いちばん外側のカバーソックスは別として、あとは毎日洗わなくてもいいんじゃないかいってご意見が多数です。

洗うにしてもぬるま湯だけで十分、ウールなどはあまり洗いすぎると、あのソフトな感じがなくなって早くからゴワゴワしてしまいます。

香料入りの合成洗剤で洗った肌着で、肌がかぶれて真っ赤になる人がいます。
それは肌着の素材が合わないのではなく、洗剤のせいだって気がついてくれればいいんだけど。

天然石鹸でお洗濯!シルク洗いならこれ‼シャボン玉スノール

レギンスとレッグウォーマー

レギンス・レッグォーマーで冷えとり

レギンスを10枚履いているんですがもっと履いたほうがいいでしょうか?

履きすぎですって!これ以上履いたらころぶよ!

もっとも転んでも怪我はしないかもしれませんが…

よく冷えとりのコーディネートは富士山型にしましょうといいます。

レギンスを履いて寒かったら靴下を増やしましょう。
靴下が足りてから、はじめてレギンスやレッグウォーマーを増やします。

寒いからといって靴下2枚、レギンス4枚は本末転倒です。

太ももについているのが筋肉ではなく脂肪というアナタ!脂肪は血管が少なく冷えやすいのです。
おっぱいの皮下脂肪やお尻の肉とか二の腕とかもそうですね。

せっかく足で温めた血流を太ももで冷やすと、結局冷えて血の巡りが悪くなります。
そこでレギンスの登場です。

靴下を10枚履いたらレギンス4枚くらいが相場ですが、温かいパンツやレッグウォーマーなどで温めれるようなら2枚とか1枚とかでもいいでしょう。
夏はレギンスなしで肌を露出させてもかまいません。

靴下同様で化学繊維ですと、呼吸やデトックスが妨げられ、なにより気持ち悪いので肌につく部分は天然素材(絹やコットン、ウールなど)がお勧めです。
心臓からめぐる血液は動脈を通り足先まで行って、こんどは静脈によって心臓まで戻っていきます。

その時子宮や卵巣、膀胱や男性なら前立腺のそばを通って戻っていきます。
冷えた血液は器官の働きを悪くして生理痛や月経不順、頻尿や膀胱炎などの原因になります。

そういう意味でも足と肢体をしっかり温めてあげることが大事なことなんですよ。
冷えとりは頭寒足熱が原則です。

マフラーやショールもいいけど、まずはおへそから下を温めるアイテムからそろえることをおすすめします。

湯湯婆は寝ているときの半身浴

湯たんぽ

「湯湯婆」と書いて、なんと読むか知っていますか?

ああ、知ってるぅ!「千と千尋の神隠し」に出てきたあれね。

違います!ゆたんぽです。

冷えとりアイテムには靴下やレギンスなどもありますが、
保温はしてくれても足を温め( 加温)はしてくれません。

湯たんぽは半身浴・足湯と並んで下半身を加温してくれる貴重なアイテムなんです。

夜寝ているときは、デトックスも進みやすいといわれています。
寝ながら半身浴はできないので(夜は風呂で寝ているから布団はいらないという猛者もおられますが)靴下を昼間より多めにして就寝します。
ところが、明け方というのは夏でもかなり冷えてくるもので、この時間に足の温度は数度下がると言われています。

デトックスが進む時間に足の温度を冷やしてはもったいないですね。
そんなとき活躍するのが湯たんぽです。

半身浴のような状態をお布団やベッドで再現するなら、上半身は薄着にして下半身にしっかり布団や毛布を重ねてください。

そのうえで布団の中には温源となる湯たんぽを一つといわず二つ三つと入れて、朝4時にも布団の中が半身浴状態になって足やももが冷えた感じにならないようにしてあげます。

暑かったら、アイスノンやエアコンなどを利用して上半身を涼しくしてあげてください。
素材もいろいろありますが、冷えとりの湯たんぽは、保湿ができて冷めにくい陶器の湯たんぽがおすすめです。

陶器の湯たんぽの特徴は、遠赤外線効果があり、じんわりとやさしいぬくもりです。
また高い保温性があり、お湯を入れるだけで一晩中じんわりぽかぽかの暖かさが長時間続きます。

明け方の冷え取りの強い味方です。

そしてなにより中のお湯を陶器が吸って蒸気を徐々に発散させるため空気が乾燥しにくく、適度な保湿効果もあり、お肌にやさしいです。

湯たんぽは足元だけでなく、お腹のわきや股の間に入れとくと頭寒足熱効果も違います。
なにより電気毛布や電気アンカにはないやさしさでじんわり温めてくれますので、まだ体験してない方はぜひ湯婆婆じゃなかった湯湯婆をためしてみてくださいね。

ついでに一言。

病気で伏せっている方にはなかなか半身浴や重ねばきは難しいです。
そんなときは、ぜひ湯たんぽを入れてあげたりしてみてください。

湯たんぽだけで病状が好転したという話もたくさん聞いていますので病院に入っているから冷えとりは無理と諦めるのではなく、(ひとこと看護師さんに了解をとってから)湯たんぽで冷えとりをしてあげてくださいね。

呼吸法で大事な腹式呼吸

腹式呼吸

イライラ、クヨクヨしてくると呼吸が浅くなります。
怒りで頭に血がのぼっても呼吸は浅くなります。
そんなときは、ゆっくり大きく深呼吸してみましょう。
自然と心も落ち着いて、お腹の中も温まってきます。

おちょぼ口にして、ゆっくり長く息を吐いてみてください。
口笛みたいに音を出してもかまいません。
腹式呼吸になりますね。

おへそのちょっと下に手を置いて、お腹をギュッと押すようにするといっぱい吐き出すことができます。
家の中でも職場でも、お風呂の中でも寝る前でもいつでもどこでもできるのが特徴です。
お腹からの深い呼吸は3つの意味があります。

一つは毒出し。
肺などに溜まった毒を炭酸ガスの形にして出してくれます。
吐く息は毒だしだと思いながら吐くと、よりデトックス力が強まります。

もうひとつ、吸う息は体内に酸素を入れて体を温めます。
呼吸=燃焼ですね。
酸素は細胞の活動に不可欠、酸素がスムーズに体内に行き渡れば細胞の活動が活発になります。
また気血のめぐりもよくなり体が温まります。

そしてもうひとつ、深く息を吐くと副交感神経が刺激され自律神経が安定します。
深呼吸が心を落ち着かせるというのはそういう事なんです。
ところで、息を吸うときは、鼻から吸うと乾燥と冷気を防げていいそうです。
鼻から吸った息は鼻孔の熱で温められ体温と同じ温度になります。

湿度もほぼ100%になるので空気中のバクテリアのほとんどが死んでしまいます。
風邪が流行っているときにうつる人うつらない人の差は鼻呼吸ができているかどうかだって聞いたことがあります。

口呼吸で肺に入ったウイルスやバクテリアは肺の白血球が処理しますが、肺も頑張り過ぎると老化を早めてしまいます。
だから両方の鼻が詰まっているときを別にすれば普段、息を吸う時は鼻からね。
腹式呼吸はタダです。

お約束の半身浴や足湯、少食などと同様お金をかけずに今すぐにでも始められる冷えとりです。

だけど意識しないとなかなかできないこと…例えば半身浴をしている時、寝る前になど場所やシチュエーションを決めてやってみるのもいいかもしれませんね。

みなさんお悩みの靴の話

冷えとり靴下の悩み

冷えとりをはじめて、4枚6枚8枚と履く枚数が増えてくると必ずでてくるのが靴の問題です。
小さいままだと、足先の血行が悪くなり冷えとり靴下を履いているのに靴のせいで冷えがきつくなるという悪循環に陥ります。

それならサイズをあげればいいとおっしゃるかもしれませんが、そうしたらそうしたでいくつか問題が発生します。

まず、サイズをあげても靴幅はそんなにかわらないので、足先は余っても横がきつく感じられます。
靴は足の構造にあわせてできていますので、土踏まずの位置も狂い、転びやすくなったり歩いていて疲れたりします。

特に女性は26センチ27センチのおしゃれな靴なんてどこにも売っていないので、男性用の靴を履いたりすればたいてい足元を見てぎょっとされますね。

「旦那さんの靴履いてきちゃったの?」とか「これから山いくの?」とか・・・
「山いくの?」といわれて、「そうなの」と答えられるようでしたら、トレッキングブーツやウォーキングシューズは厚い靴下を履くのが前提の靴ですし、靴底も厚いので、重ねばきにはあっているのですが、なにしろ仰々しくて、ほんとうに野山を駆け巡りたくなってしまいます。

冷えとりビギナーのうちは、サイズもどんな靴が合うかも試行錯誤が続くので、最初は既製品の大きめの靴からはじめるというのが一般的です。

クロックス、トリッペン、ビルケンシュトックといった外国の靴は意外と大きいサイズでも幅があってきつくないと冷えとりガールには人気です。
また、靴職人に作ってもらうという人もいますが、そうかその手があったのかとすぐにオーダーメードを頼まないようにね。

最適の靴下の枚数はそれぞれに違いますし、季節や体調でも変化します。
そして実は冷えとりしていると足のサイズも小さくなっていくという驚愕の事実があるんです。
オーダーメードは、ある程度冷えとりを続けたあとがいいですよ、というのが温ちゃんのアドバイスです。

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冷えとりだけじゃない!冷え性対策のグッズあれこれ


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あなたあなた

冷えとり温ちゃんは、リンクと引用フリーです。出典冷えとり温ちゃんのみ明らかにしてくださいね。


 

はじめて冷え取りする方に

温活の中心は冷えとりです。大事なのは下半身を温め上半身を涼しく保つこと。この章では、まずは温活のコアとなる冷えとりについてその基本と要点をお伝えしています。

●冷えとりワールドへのいざない ●冷えがない人はいません ●忘れてはいけない運動の大切さ ●冷えとりは自分でできる健康法 ●人は3つの営みで生きている ●からだの言い分 ●腹七分目で免疫力アップ ●冷えとりで痩せるってホント?

半身浴や重ね履き、足湯のアドバイス

冷えとりの基本は、靴下の重ね履きではありません。最初にやってほしいのは半身浴。この章では半身浴を中心に、半身浴や足湯、湯たんぽ、靴下の重ね履きなどひえとりのやりかたについて詳細にお伝えしていきます。

●冷えとりの基本は半身浴 ●お風呂の楽しみ ●入浴剤の話 ●お風呂のかわりに足湯 ●さあ、いよいよ次は重ねばきです ●重ねばきのやり方 ●絹製品の洗い方 ●レギンスとレッグウォーマー ●湯湯婆(湯たんぽ)は寝ているときの半身浴 ●呼吸法で大事な腹式呼吸 ●みなさんお悩みの靴 の話

めんげんや好転反応の話

現代社会に住む私たちは、日々様々な毒素を体にためています。出すことの大切さとその方法、そして冷えとりではめんげんと言われる好転反応について、この章ではお伝えしていきます。

●毒だしって何? ●毒のプール ●靴下の穴の話 ●症状の4つの分類 ●日常のめんげん ●気の話 ●冷えとりでがんを治す

女性と冷えとりの関係

冷え性が女性に多いように、女性は男性よりも冷えている傾向にあります。また、その冷えが様々な婦人科系のトラブルを引き起こします。子宮温活で女性のトラブルの多くは劇的に改善することがあります。この章では、とくに女性と冷えとりについて重点的にお伝えしていきます。

●女性は冷えている ●妊娠・つわりと冷えとり ●布ナプキンにしてみたら ●経皮毒の話 ●冷えとりと布ナプキン ●経血コントロール ●月のカレンダー ●女性に多い便秘の悩み ●男性と冷えとり

東洋医学と陰陽五行

冷えとりは、東洋医学に基づいた民間療法です。陰陽五行は、冷えとりという航路になくてはならない航海図です。すすむべき道に迷ったとき、めんげんや毒出しで原因をみつけたいとき、陰陽五行はきっとあなたの役に立つはずです。

●陰陽って何 ●五行のお話 ●相生と相克 ●望診法 ●エゴ(我執)について ●五行の長所と相性 ●五味調和 ●体内時計と五行 ●魂の進化

玄米食・マクロビや重ね煮、糖質制限の話

私たちの体は食べ物でできています。体を温めることと同じように、何を食べるか、どう食べるかはとても大事なテーマです。ここでは体を温める食べ物のみならず、断食やマクロビオティックなどについてお伝えしていきます。

●空腹で体が若返る!? ●プチ断食●日常の食事量について ●陰陽調和 ●マクロビオティック ●玄米を食べよう ●重ね煮 ●白砂糖の害について ●食べ物の食べ合わせの話 ●糖質制限について

自然療法と自己免疫力

東洋医学では症状即療法と言って、熱が出た咳がとまらないなどはすべて体が治そうとして仕組んでいることと考えます。日本古来からの知恵である民間療法や自然療法を知ることで、できるだけ病院や薬に頼らずに健康でいる方法について、この章では考えていきます。

●自然療法 ●風邪は神様からのプレゼント ●こんにゃく湿布 ●サラサラ血液とどろどろ血液 ●ヒートショックプロテイン ●千島学説と血液のお話 ●操体法 ●砂浴

世のなかにも冷えとりを

体を温めることで、心や社会までも温めることができます。自分のことだけでなく世のなかや地球環境や魂の進化にまで温活と冷えとりはかかわってくると私たちは考えています。この章の記事こそが実は温ちゃんが一番伝えたいことなんです。

●心の冷えとり ●星に願いを ●レッテルを貼るということ ●買い物の話 ●セックスと陰陽 ●男社会と冷えとり ●幸福とは ●人間の成長と五行の話