秋は「肺・大腸・皮膚」の季節です。
え?肺と皮膚が一緒なの?
受精卵から分化した細胞は、少しずつヒトの形になっていきますが、肺と皮膚は外胚葉という同じグループから形になっていきます。だから肺と皮膚はいつもセットです。
肺の毒は主にアトピーや肌荒れなどの形をとって身体から出ていきます。便秘をすると肌が荒れるように大腸の毒出しも皮膚から行われます。
新生児ベイビーは、顔や頭に白いカスのようなものが噴き出ます。
これを乳児湿疹といいますが、昔は胎毒といって母親から受け継いだ毒を湿疹という形で出していると考えられていました。
乳幼児はまだ消化器官が十分発達していないため、皮膚や鼻、耳、目、毛穴などを総動員して、胎毒を外に出そうとします。
湿疹の他にも鼻水、目やに、よだれ、中耳炎などすべて胎毒の毒出しです。
薬などで毒だし口をふさいでしまうといつまでも治りませんし、時にはもっと深刻な病気へと発展してしまうことだってあります。
症状が出ているときは、毒だし口をふさがないように、痒いときは掻いたってかまいません。爪をちゃんと切ってあげて、あとは血が出たってかまわないので思う存分かかせてあげてください。
ちょっと大きくなったら「掻いたっていいよ。でも上手に掻こうね」といえば、自分で加減を計るようになります。
血が出たりじくじくしてきたりしたら、患部をきれいに洗い流すなどして、いつも毒素を出やすくしておいてあげてください。
汁が出る時などは絹の布を包帯代わりにします。絹はタンパク組成が皮膚に近いので毒だし口をふさぐことはありません。
大人だけでなく、子供だって下半身は冷え冷えです。しっかり半身浴できればいいのですが、それが難しい時には足湯や湯たんぽなどで、いつも頭寒足熱を心がけてください。
子供は10歳くらいまで排毒の力が非常に強いといわれています。しっかり胎毒をだせれば、あんなにつらかったアトピーも10歳くらいにはきれいに消えていきます。
体が楽になると、こどもも自分から靴下を履いたり足湯をしたりするようになります。
小さいときから、自分の不調は自分で治せるって教えてあげることが親の務めだと思います。
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