第四章 女性と冷えとり

女性と冷えとり

冷えとり温ちゃん最新記事
温ちゃんの冷えとりハンドブック

女性は冷えている

夏、街なかで見かける女性の多くがスカートに生足にパンプスやミュールといったような足元を冷やすスタイル、それではますます冷えてしまいます。

真夏でもカーディガンが欠かせないという方もおられますが、上半身をいくら温めても下半身が冷えていてはいけません。

実は生理痛や不妊、更年期障害など婦人科系の悩みのほとんどが冷えとりで解消します。
それはその原因の多くが冷えからきているから。

子宮や卵巣、それらを取り巻く女性特有のトラブルを「血の道症」というように、女性の体と血の巡りはとっても深い関わりがあります。
下腹部が冷えると血の巡りが悪くなり子宮や卵巣も冷え、毒もたまりやすくなります。

婦人科系の器官は肝臓と腎臓の毒を引き受けて悪くなることも多いそうですので、お腹を温めるだけでなく、しっかり冷えとりをして内蔵の働きを良くしてあげると婦人科系のトラブルもよくなってきます。

戦前は初潮も遅く閉経も早かったことや多い場合10人くらいの子どもを産んでいたこともあって、現代女性は戦前に比べ平均で10倍くらい多くの月経を繰り返しているそうです。

人生で四百回を越える月経を体験する現代女性、一回一回の月経をいかに快適に過ごすかはすごく大事になっています。
風邪をひいた時にこじらせず上手に風邪が抜けると、なんかとても爽やかで、まるで生まれ変わったようなリフレッシュ体験をしたことはありませんか?それと同じで月経は自分をリセットさせて生まれ変わる絶好のチャンスです。

それには、経血によってしっかりデトックスさせることが必要です。
ぐっと溜めてバッと出す。

だらだらと長く続く月経はこじらせた風邪と一緒です。
上手に月経期間を過ごせると、目の疲れをとり血液をきれいにして心のモヤモヤまで洗い流してくれます。
月経という毒だしがちゃんとできないと卵巣のう腫や子宮筋腫、腎臓のトラブルだけでなく肥満、手足のしびれ、腰痛、耳や鼻のトラブルなどの原因になります。

月経は月一回の大掃除、この大掃除を毎月することで女は男より約5歳長生きする権利を持っています。
そして月経は体のゆがみをとって、お尻を引き締め、くびれも作るチャンスでもあるんです。
毎月、しかも何十年も続く月経できちんと毒だしができるかどうかで、幸せな人生が送れるかどうかと言ってもいいくらい大きな違いをもたらします。

冷えとりをはじめると月経が乱れたり無月経になることもよくあります。
また月経血が黒い色になったりゼリー状のおりものがたくさん出てくることもありますが、すべてめんげんですので心配せずに冷えとりを続けてくださいね。
月経は月一回の大掃除。

中途半端にせずにしっかり毒だししてあげましょう。

妊娠・つわりと冷えとり

妊娠・つわり温活
不妊はもちろん、子宮の前屈、後屈、月経不順、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮がんから更年期障害まですべて、子宮が冷え切っていることが引き起こしているトラブルなんですって。

一番の原因は西洋化した現代の食生活。
肉や卵、乳製品からナス科の野菜、白砂糖からお豆腐まで。
妊娠したい人はとにかく、これらの食品を避けて、昔からの穀物中心の食生活をしたいものです。
そして、つわり。

食べると吐く、匂いがつらいという場合は無理に食べないで大丈夫です。

まわりから「食べないと赤ちゃんに栄養がいかないから無理しても食べなきゃダメよ」と言われて無理して食べて吐くということを繰り返す人がいますが、心配はいりません。
人の体は思った以上に栄養が蓄えられています。

少ない栄養からしっかりと必要なものを母体から摂取したほうが丈夫な赤ちゃんに育つと言われる助産師さんもおられます。
冷えとりをしっかりして、体が要求するものだけを摂取していればつわりは少なくなっていきます。
つわりは病気でも悪いものでもありません。
お母さんの毒素を赤ちゃんにいかせないための正常な反応です。
毒素を溜めないことで軽減するのです。

そしてお腹を冷やさない工夫。
お腹を温めるにはどうしたらいいんでしょうか。

一つは暖かい格好をすること。
靴下の重ねばきはもちろんですが、レギンスや腹巻、またショーツの重ねばきも有効です。
直接肌に触れるものですので、素材としてはできれば絹、あるいはオーガニックコットンや無漂白・無蛍光綿のものがベストです。

ショーツも一枚目は絹、その上に綿を履くのが理想です。
というのは、冷えだけでなく毒出しを考えたときにも、股間は足の指の間と同じように毒がたまりやすい場所、出しやすい場所だからです。

また、冷えの観点からはおへそのちょっと下、下丹田と呼ばれるあたりを温めるのが大切になってきます。
腹巻や深型のショーツでしっかり温めてあげましょう。

そして、ぜひお子さんにも冷えとりをさせてあげてください。
足に天然素材の靴下を履かせてあげたり真綿でくるんであげたりして、上半身は薄着にします。
「赤ちゃんに靴下をはかせると体温調節ができない」「靴下をはかせると歩くのが遅くなる」といわれるかもしれませんが、まったく心配いりません。

あと、汗疹も毒出しですから薬を塗ったりせずに、清潔にしてあげるだけで大丈夫です。

布ナプキンにしてみたら

布ナプキンを使ってみよう
生理痛が軽くなった、月経の周期が安定した、かぶれなくなった、臭くない、温かい、気持ちがいい、おなかが冷えない、ごみが出ない、そして自分がいとおしくなった、月経が嫌いじゃなくなった…布ナプキンを使っている女たちの感想です。

布ナプキンのいいところは、肌着の感触だということ。

市販のナプキンだと経血や汗などで肌が冷たく感じることがありますが、布ナプキンはつけていて温かいのが特徴です。
布!身近にあって安心して使えるこの自然素材が、使い捨てナプキンにはない安心感をからだとこころに与えてくれます。

また、布ナプキンをきっかけにしてからだのこと、環境のこと、生き方、そして私自身を受け入れていくこと…視野が広がっていくきっかけにもなります。

心配なのが漏れと洗濯。

漏れについては、実は意外と漏れません。
というのも初期の布ナプキンに比べ最近のものは防水布や吸収材を中に織り込んだり、ネルを起毛したり工夫されてきているということがあります。

洗濯については、セスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)が登場するまでは石けんで洗いましょうといっていましたが、これがすこしずつしみが残り苦痛だった人も。
でも、セスキ炭酸ソーダが登場してからは、バケツにセスキソーダと一緒に漬けおきしておいて、あとは他の洗濯ものと一緒に洗えるようになったのでとっても楽になりました。
(気になる方は洗濯機に入れる前に一度さっと手洗いしてください。)

布ナプ洗いの強い味方!アルカリウォッシュ(セスキソーダ)はこちら

布ナプキンが日本に登場し始めた90年代には、物好きな人と見られた布ナプユーザーも今はずいぶんポピュラーになってきていますが、まだまだ「布の月経用品を洗って繰り返し使う」ことにびっくりする人もおられます。

今でも布ナプキンを使い始める人の多くは、「友達からいいと聞いて」というのは、すでに布ナプキンを使っていてそのよさを体験しているあなたの後押しがお友達はほしいってことなんですね。

布ナプキンを使い始めると、友人と、また親子で月経についての話題が自然に生まれてきます。
普段なかなか切り出せない月経の悩みについても、布ナプキンをきっかけに知らないうちにオープンに話せる自分にびっくり、なんて経験をした人もいるのではないでしょうか。

人は話をすることで、気づくこともたくさんあります。

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経皮毒の話

経皮毒係数

身体に取り込まれる有害物質。
実は食べ物だけではなく皮膚からも入ってきます。
シャンプーや育毛剤、洗剤や化粧品、虫よけスプレーや歯磨き粉から入ってくる石油原料の化学物質を「経皮毒」といいます。

口から入った毒は肝臓へと運ばれ10日目には約90パーセントが排出されますが、皮膚から入った毒はそのまま血液に流れ込み、10日目に排出される量はわずか10パーセントだといわれます。

つまり肌から吸収された化学物質などの毒はほとんどが体内に蓄積されていってしまうということです。
そして、女性にとって最大の経皮毒は性器から取り込まれるって話があります。

塩素漂白されたナプキンの紙パルプは発がん性が疑われていますし、生理用ナプキンに含まれる高分子ポリマーが月経血を吸うときに化学反応がおこり、有害物質が湧出するという話もあります。

現在日本は子宮頸がんの発生率が世界一だといわれています。
食べ物もあるでしょう。
ほかの因子もあると思います。
でも生理用品から吸収される化学物質も決して無縁ではないと思うのですが…

米国食品医薬品局(FDA) も「女性の生理用ナプキンやタンポンから体内に吸収されたダイオキシンは、子宮内膜症や卵巣がん、子宮体がん、リンパ悪性腫瘍を引き起こす恐れがある」と言っています。

ナプキンだけでなくタンポンも心配です。
90年代にタンポンにダイオキシンが残留している可能性があることをイギリス政府が発表しています。
生理用品からの化学物質はおそらく微量でしょう。

だけど性器が経皮毒を吸収しやすいこと、そして経皮毒は排毒されにくいことを考えたら、生理用品にも気をつかうことも考えてみてもいいんじゃないでしょうか?
外国に行ってみると、日本の生理用品の白さが異常に感じます。

世界一質がいいといわれる紙ナプキン、日本では白くないといけないと薬事法で定められています。
また吸収率も本体の10倍以上ないと生理用ナプキンとして認めてもらえません。

高分子吸収材を使わない、また漂白しないで生理用品を作るのは実は日本では並大抵のことではないんです。
それはそのまま布ナプキンを生理用品として販売できない理由でもあります。
肌から入ってくる毒はできるだけ避けましょう。

そして肌から入った毒は肌からデトックスするのが一番です。
冷えとりで体をあたためて出しちゃいましょう。

冷えとりと布ナプキン

子宮温活

温ちゃんのボスとマダムは日本でまだほとんど知られていないころから布ナプキンを販売してきました。
布ナプキンも今やすっかり定着しましたが、マダムたちが布ナプキンの販売をはじめた90年代には、「え~自分で洗うの?」「オムツみたいでヤダ!」と引かれまくったんですって。

最初はエコってことでゴミが出ない、燃やしてもダイオキシンが発生しない、そしてかぶれない、蒸れないというのも利点だっということで少しずつ普及していったんだけど、そのうち布ナプユーザーから「生理痛が軽くなった」「月経の周期が安定して期間も短くなった」そしてとうとう「布ナプにしたらずっとできなかった赤ちゃんができた」って人まで現れたんですって。

今なら、これも「冷えとり」だなってすぐわかるんだけど、最初の頃はなんでだろうねえ、不思議だねぇって。
それは、布ナプキンが妊娠を促すということです。

布ナプキンの販売をはじめて約20年。
今まで赤ちゃんができなかったという人が子供を授かったという話は何度も聞きました。
やはり子宮を温めるということが大事なんでしょう。
試してみるとわかりますが、市販の紙ナプキンと違って暖かいんですね。
そしてもう一つ、コントロールができてくるんです。

月経中なのに布ナプキンはそんなに汚れない、でもトイレに行った時にドバーッて出る感じ。
昔の人はできていた、って話があるんですけど、冷えとりをしながら布ナプキンで月経期間を過ごしていると「経血コントロールができるようになる」んです。

これってすごくない?そういえば、おりものの話。
おばあちゃんに聞いたんだけど、戦後になって給食が始まり、ごはんや味噌汁だった暮らしが急に牛乳とパンに変わってからなんですって。
おりものの心配をしなければいけなくなったのは。

毒出しには一枚目は絹、その上に綿がいいって話でしたが、絹は吸収力がないのと、耐久性がないので、経験上一番オススメなのは綿の布ナプキン、それもデリケートなとこにあてるのでオーガニックコットンや無漂白無化学処理の起毛したコットンがいいと思います。

そして、破れたり穴があいたりした絹のソックスあるでしょ…。
使えなくなった絹の5本指ソックスを切ってライナーにすれば、ほら完璧!最近では清肌布という絹を肌に当たる部分に使った「冷えとり」布ナプキンも登場しています。
実は布ナプキンは家で使い古しのタオルやフリースを再利用してもかまいません。
また、お気にいりの柄の生地で手作りするのもいいですね。

それこそオークションをのぞいてみればいろんな人のいろいろな布ナプキンに出会えます。
布ナプキンを使い出すと、からだが楽になるだけでなく「いやだった月経が待ち遠しくなった」「自分の女性性を肯定的に受け入れることができるようになった」などの心の変化も現れてくるといいます。

布ナプキンは体の冷えだけでなく心の冷えまでとってくれちゃっているんですね。

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経血コントロール

昔の女性はできていた

ちょっと待って!
前のお話で出てきた経血コントロールって何?
経血をおしっこと同じようにトイレに行ったときに出すことです。

経血コントロールができてくればナプキンをつけているときの経血量そのものが減ってきます。
そうすると次第に布ナプキンの必要数も減ってきます。

経血コントロールなんて無理と思わないでください。
尿道と肛門にできて、その間にある膣口にできないなんてことはありませんから。

現代女性の多くは、子宮が冷えて固くなっています。
その一方で膣口はゆるゆるです。

原因は冷えと運動不足。
特に白砂糖や食品添加物はゆるめる作用がとても強いので注意です。

そうなるとまず考えられるのが流産。
現代女性は赤ちゃんを子宮内にとどめておく力が弱くなっているんです。

また、月経が長引くのも子宮が冷えて固くなっているのが原因です。
経血コントロールのお約束は布ナプキンと体操です。

もし、急に始まってしまってナプキンの用意がないとき、やっぱりちょっとあんまり洩れないようにって意識働きませんか?布ナプキンは肌着の感覚だとよくみなさんおっしゃいます。

だから垂れ流したりできないと(笑)もれないようにするっていう感覚の持続が経血コントロールですが、市販のナプキンでは、漏らさないようにという意識はずっと続きません。

布ナプキンをしていると経血コントロールを無意識にしているんですね。

おむつもそうですが、市販のナプキンは高分子吸収体というのが入っていて、実は排出された経血をたっぷり吸い取ってくれるだけでは物足らず、体内の経血まで吸い出しているんじゃないかという人までいます。
市販のナプキンはお腹を冷やしますが布ナプキンはお腹を温めます。

月経中に布ナプキンで経血コントロールのイメージができると、月経でない時もすこしずつその感覚を維持できるようになっていきます。

経血コントロールには出口である膣口ののしまりを訓練すればいいかといえば、そうじゃないんですね。
まずは子宮を温めて柔らかくしなければ経血は体内にとどまることはできません。

だからまず、子宮を温める。
そのためには普段から半身浴や少食などで冷えとりを実践することが大事になってくるというお話です。
経血コントロールができると、月経にまつわるいろいろなトラブルを解消することができ流産の可能性も軽減します。

なにより、子宮の隣にある卵巣も元気になって女性ホルモンがさかんに分泌されるため女子力アップ間違いなしです。
そう、月経は女を磨くまたとないチャンスなのですね。

月のカレンダー

月のリズムで暮らす

赤ちゃんは潮が満ちていくときに産まれ、人は潮が引いていくときに亡くなるといいます。
また人が吸って吐いて呼吸するリズムは一分間に18回。
波が打ち寄せる間隔も世界中どこでも一分間に18回。
波のリズムと呼吸のリズムはシンクロしているんですね。

満月の日に出産が増えるという話は昔からあり、自然分娩をすすめている助産師さんも「お産にかかわっていると月の影響を強く感じる」と話ます。

実はわたしたちのからだの60%は水。
あの広大な海の水が、月の引力によって満ちたり引いたりしているのですから小さな人間のからだの中の水も同じように月の引力の影響を受けていると考えるのも当然でしょう。

新月から満月に向かっていくときが「陽」。
陰は外に向かう力、陽は中に凝縮する力です。
満月の夜は万葉の昔「うさぎは月を見るだけで子ができる」といって、一年でもっとも子が宿る日として大切にされたという話もあります。

マッサージを受けるのは月が欠けていくとき、片付けや大掃除は新月がいいそうです。
体の拝毒は月がかけていくときが強く、種まきは満月の日がいいといいます。

新月はリスタートの日であり、インスピレーションを受けやすい日、勘がさえる日ともいわれます。
新しいことをはじめたり、大きな仕事を乗り越えるスタートには絶好のタイミングです。
満月の日には出産が多いというのはよく聞く話ですが、海がめや珊瑚、魚など海にすむ生き物も一緒だそうです。

あと怪我をすると出血が多い、アルコールに酔いやすいなどの話も聞きます。
満月の夜は飲み過ぎに注意しましょう。
満月から下弦の半月までは、デトックス。

ダイエットの効果もあらわれ、からだの中の毒素も出やすくなります。
精神的には落ち着いて、自分を見つめなおすのには最適です。
また情報の整理や瞑想などにも適した期間です。

ゆとりのあるスケジュールを立てましょう。
月が欠け始めたら少しずつペースダウンしてリラックス。
その反対をやっていると倍のエネルギーが必要だって言ってました。
下弦から新月は、調整期。

浄化、デトックスの調整をしながら心身のバランスを整えていきましょう。
月の影響が一番少ないのは新月ではなく、半月のときです。

この日は神経が休まり、穏やかで落ち着いた気持ちになります。
満月と新月は月の影響が一番強いとき。

月は精神にも大きく影響を与えるといいます。

女性に多い便秘の悩み

便秘の話

便は、いうなれば老廃物の塊り、すみやかに外に出ていっていただくべきものですが、いつまでも大事に体内にとっておくと、腐敗物や有害物質が腸壁から血液を巡り、肌から排泄されることになります。

便秘からくる肌荒れやにきびは、毒素が、行き場がなくて肌から出てきたもの。
腸管から血中に逆流した腐敗物や老廃物は、肝臓で代謝される過程でフリーラジカルが生じて、老化の原因にもなります。

いつまでも若くてハリのあるお肌がお望みなら、便秘は大敵です。

便秘の一番の原因は「食べすぎ」。
食べなきゃ出ないとばかり、上から食べ物を詰め込んでもところてん式に出て行ってくれるわけではありません。

便秘は消化器と腸のオーバーワークから来ています。
あとからあとから入ってくれば、腸だってサボタージュしたくなるのも道理です。

だから便秘の人が先ず始めなければいけないのは、繊維質を摂るとか浣腸するとかではなく、腸にお休みをあげること、温めることです。

お腹を温めて、腸が動き始めるとなぜか気持ちも楽になってきます。
悲観的になったり悲しくてついつい涙が出てしまうときも腸を温めるのがいいようです。

男性と冷えとり

男性の多くは、冷えを感じていないといわれます。
女性は男性に比べ子宮や卵巣がある下腹部は男性に比べ血流が滞りやすく、下腹部の冷えを感じやすくなっています。

いっぽう男性はといいますと、自分では冷えているとは感じないし、「冷え症は女性特有」というイメージを持つ人も多く、実際に足が冷たくてつらいような男性でも、冷えていることを認めない(笑)という人もいます。

そう、それは自覚の問題で、実際には男性も女性同様に冷えています。

さて、よく女性は右能が発達していて男性は左能が発達しているという話もありますが、それほどの違いはないという人もいます。
それよりも右脳と左脳を結ぶ「脳梁」と呼ばれる橋が、女性のほうが太いという、これはどうやら間違いないようです。

男性の多くは会話は言語中枢でしています。

だから理論立てて必要なことだけ、その会話に入れようとします。
それに対して女性は脳全体を使って会話するので、無駄話も余計な話も全部ひっくるめての会話です。
男性は「脳梁」が細いという物理的なハンディがあるので、できるだけ女性のほうから筋道を立て、あまり脱線しないようにお話してあげるといいようです。

男性は書籍から冷えとりに入るっていうのも、書籍はあまり脱線せずに理論立てて書いてあるからです。
トラップとしてさりげなく枕元に置いておく本は進藤義晴先生の本がおすすめです。
マーマーマガジンは一般男性にはちょっと不向きだと思います。

もちろん男性も女性もいろいろいますので、あくまで一般論ね。

そして、気持ちいいのが好きなのは男性も女性も一緒。
たんすの中の靴下をさりげなく絹に変えちゃっても、それが気持ち良ければ、何も言わないかもしれませんよ。
ぐだぐだと自説を説く男性。
これも多いですよね。

そんな男性には「まずは自分で試してみなさいよ」って言うのもひとつの手段。

意外に実体験には素直だったりします。

自分は冷えていないと信じている男性もためしに冷えとりしてみると、いかに自分のからだが冷えていたか体で理解するケースも多く、そうなると今度はもう信者みたいに冷えとりにうるさくなり、やたらと周りにもすすめたがる極端なケースもあったりしますね。

もうひとつ、あなたが冷えとりを「楽しんで」いるところをめいっぱい見せつけてあげましょう。
パートナーやガールフレンドが最近靴下をいっぱい履き始めて、風呂にいつまでも浸かっている。
おまけに、風呂から鼻歌なんぞ聞こえてきて、なんか最近生き生きとして楽しそう・・・聞いてみると「冷え取り健康法」なるものをはじめたらしく、それが理由らしい…男性には、そんなあなたの変化がとっても気になるのです。

もちろん、男性はこういうものだ、女性はこうだなんて紋切り型の話をするつもりは毛頭ありません。
性差の前に個性は前提ですが、男性はイメージよりも事実の積み重ねに納得する場合が多い。

つまり、目の前の実例がとってもとっても大事なんですね。

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冷え性対策グッズ冷えとりの前にまずは冷え性対策冷え性改善女性の二人に一人は冷え性だとか・・

あなたあなた

冷えとり温ちゃんは、リンクと引用フリーです。出典冷えとり温ちゃんのみ明らかにしてくださいね。


 

はじめて冷え取りする方に

温活の中心は冷えとりです。大事なのは下半身を温め上半身を涼しく保つこと。この章では、まずは温活のコアとなる冷えとりについてその基本と要点をお伝えしています。

●冷えとりワールドへのいざない ●冷えがない人はいません ●忘れてはいけない運動の大切さ ●冷えとりは自分でできる健康法 ●人は3つの営みで生きている ●からだの言い分 ●腹七分目で免疫力アップ ●冷えとりで痩せるってホント?

半身浴や重ね履き、足湯のアドバイス

冷えとりの基本は、靴下の重ね履きではありません。最初にやってほしいのは半身浴。この章では半身浴を中心に、半身浴や足湯、湯たんぽ、靴下の重ね履きなどひえとりのやりかたについて詳細にお伝えしていきます。

●冷えとりの基本は半身浴 ●お風呂の楽しみ ●入浴剤の話 ●お風呂のかわりに足湯 ●さあ、いよいよ次は重ねばきです ●重ねばきのやり方 ●絹製品の洗い方 ●レギンスとレッグウォーマー ●湯湯婆(湯たんぽ)は寝ているときの半身浴 ●呼吸法で大事な腹式呼吸 ●みなさんお悩みの靴 の話

めんげんや好転反応の話

現代社会に住む私たちは、日々様々な毒素を体にためています。出すことの大切さとその方法、そして冷えとりではめんげんと言われる好転反応について、この章ではお伝えしていきます。

●毒だしって何? ●毒のプール ●靴下の穴の話 ●症状の4つの分類 ●日常のめんげん ●気の話 ●冷えとりでがんを治す

女性と冷えとりの関係

冷え性が女性に多いように、女性は男性よりも冷えている傾向にあります。また、その冷えが様々な婦人科系のトラブルを引き起こします。子宮温活で女性のトラブルの多くは劇的に改善することがあります。この章では、とくに女性と冷えとりについて重点的にお伝えしていきます。

●女性は冷えている ●妊娠・つわりと冷えとり ●布ナプキンにしてみたら ●経皮毒の話 ●冷えとりと布ナプキン ●経血コントロール ●月のカレンダー ●女性に多い便秘の悩み ●男性と冷えとり

東洋医学と陰陽五行

冷えとりは、東洋医学に基づいた民間療法です。陰陽五行は、冷えとりという航路になくてはならない航海図です。すすむべき道に迷ったとき、めんげんや毒出しで原因をみつけたいとき、陰陽五行はきっとあなたの役に立つはずです。

●陰陽って何 ●五行のお話 ●相生と相克 ●望診法 ●エゴ(我執)について ●五行の長所と相性 ●五味調和 ●体内時計と五行 ●魂の進化

玄米食・マクロビや重ね煮、糖質制限の話

私たちの体は食べ物でできています。体を温めることと同じように、何を食べるか、どう食べるかはとても大事なテーマです。ここでは体を温める食べ物のみならず、断食やマクロビオティックなどについてお伝えしていきます。

●空腹で体が若返る!? ●プチ断食●日常の食事量について ●陰陽調和 ●マクロビオティック ●玄米を食べよう ●重ね煮 ●白砂糖の害について ●食べ物の食べ合わせの話 ●糖質制限について

自然療法と自己免疫力

東洋医学では症状即療法と言って、熱が出た咳がとまらないなどはすべて体が治そうとして仕組んでいることと考えます。日本古来からの知恵である民間療法や自然療法を知ることで、できるだけ病院や薬に頼らずに健康でいる方法について、この章では考えていきます。

●自然療法 ●風邪は神様からのプレゼント ●こんにゃく湿布 ●サラサラ血液とどろどろ血液 ●ヒートショックプロテイン ●千島学説と血液のお話 ●操体法 ●砂浴

世のなかにも冷えとりを

体を温めることで、心や社会までも温めることができます。自分のことだけでなく世のなかや地球環境や魂の進化にまで温活と冷えとりはかかわってくると私たちは考えています。この章の記事こそが実は温ちゃんが一番伝えたいことなんです。

●心の冷えとり ●星に願いを ●レッテルを貼るということ ●買い物の話 ●セックスと陰陽 ●男社会と冷えとり ●幸福とは ●人間の成長と五行の話