秋土用
土用って土用丑の日のウナギだけではありません。
年4回約72日間、季節と季節の間にあるのが土用です。
今は秋と冬の間の秋土用。
季節のつなぎ
土は命が生まれる場所でありながら
死んだ後に還る場所でもあります。
一年の中で「土用」の働きは
過ぎ去る季節を終わらせて、
来る季節を育てること。
秋は今が本番ですが、極まれば転ずるといって
秋から冬への変化の時
まあ、体も暮らしも冬に向けて準備してくださいねって
そんな18日間だと思ってくださいませ。
胃腸をいたわりましょう
秋は収穫の秋、食欲の秋もっといえば飽食の秋
食べすぎによって消化器にかけた負担が逆襲して
熱を出したり、肌荒れがひどくなったり、
関節が痛くなったりします。
秋土用には肌荒れや内臓の疾患(ポリープや潰瘍)が
起こりやすい季節でもあります。
消化に負担をかけることなく、少食を心掛けましょう。
土用には、食事は甘いものをほしくなります。
ってスイーツやおまんじゅうばかり食べないでね。
土から生まれる天然の甘みは今の季節にいただきたいもの
つまりさつまいもや雑穀、玄米
そして発酵によって生まれた漬物や調味料の甘さ
さらには干すことで甘みを増した
切干大根などがおすすめです。
筑前煮やいとこ煮、きんぴら、けんちん、切干大根煮、ひじきなどが
消化に負担をかけず、脾の力を助ける秋土用の食べ物です。
秋土用の毒出し
秋土用は秋の毒を出す季節
物悲しく感じたり、心が不安定になったりします。
空気が乾燥する季節でもあり
のどや鼻の粘膜をいためたり、
咳や鼻水、肌荒れなど
秋の不養生のツケが現れてくる季節ですね。
全て毒だしと前向きにとらえましょう。
今の季節は便秘や、逆に下痢をする人も多いはず。
これも秋の土用の毒出しです。
下痢はいいけど、便秘は深刻です。
便秘には腸もみ。
お風呂の中でせっせとおなかをもみましょう。
春夏秋冬それぞれの季節でたまった毒は、
土用で清算して、次の季節を迎える。
不調を次の季節に持ち越さないことが
土用にあなたがするべきミッションです。
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