沖縄ではマンゴーが旬を迎えていますね。こんにちは、マンゴー大好きな温ちゃんです。
冷えとりの人にとって、マクロビオティックは陰陽とか「肉や砂糖を避けて玄米と野菜を食べるひと」というイメージが強いかと思いますが、マクロビオティックの本来の意味は、大きな視点に立ち(マクロ)命を活かす(ビオ)方法(ティック)です。もちろん、その中心には食事法があるんですが、それはマクロビの世界観にたどり着くためのひとつの手段にすぎないそうです。
もともとマクロビには、肉や魚を食べてはいけないという教義はありませんでした。
だって、漁師町に住んでいて新鮮な生の魚がいつもふんだんにあるのに食べないなんて、かえって不自然じゃございませんか?
ともあれ、マクロビの考え方には私たちが普段の食生活で取り入れたい知恵やヒントがたくさんありますので、一度マクロビのおさらいをしてみましょうね。
マクロビの4つの原則って知っていますか?
1)穀物中心
2)身土不二
3)一物全体
4)陰陽調和
この4つの原則を元に、自分の状況や目的にあわせた食事体系をデザインすることがマクロビオティックです。
深刻な病気を治すステージの人と、ふだんの健康を食で維持したいと考える人では当然食事の内容が違ってきます。
今日はまず、穀物中心について
穀物中心の食事は、マクロビの大原則です。これは石塚左玄という人が「人類は穀食動物だ!」と言ったことから始まります。
ヒトの歯は草食動物のそれとも肉食動物のそれとも違って、主に臼歯(きゅうし)で出来ています。
32本という人間の歯のうち、穀物をすりつぶすための臼歯が20本、野菜を切るための前歯(切歯)が8本、肉や魚を食いちぎるための犬歯が4本という割合は、人の食べ物が穀類中心であったことの証なんです。
そして日本人の場合はお米を主体に野菜や豆類や海藻、そしてハレの日に食べる肉などの伝統的な食事法が、この歯の割合にほぼ合致するそうです。
そう、和食は本来そのままマクロビオティックだったのです。(これは、このあとの身土不二などの話にも当てはまります)
あなたがもし食養(マクロビに則った病気療養)を必要とする病気を抱えているのでなく、普段の健康を維持したいというステージにいるのなら、和食中心の食事をして少食を心がけて、冷えとりをしていれば、無理に肉を抜いたりマンゴーを食べないようにしたりする必要はありません。
やけにマンゴーにこだわる温ちゃんでした。