三年番茶の話
三年番茶って何？普通の番茶やほうじ茶と何が違うの？
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お茶の種類
緑茶は摘んだ茶葉を蒸して揉んで乾燥させたものです。
アミノ酸やビタミンＣ。カテキンが多く、古来から日本中で愛されてきました。
ほうじ（焙じ）茶は、字の通りローストしたお茶で、カフェインが減り胃にやさしくなっています。
ちなみに緑茶を少しだけ微生物発酵させるとウーロン茶になり、しっかり発酵熟成させると紅茶になります。
品種の差はありますが、ウーロン茶も紅茶もすべて同じお茶の葉っぱから。
そして、番茶は秋以降の成長が止まったお茶の木から固くなった葉っぱや小枝を刈り取ってお茶にしたもの。
番茶は焙じることが多いので、地域によってはほうじ茶のことを番茶と呼んでいるところもあります。
三年番茶とは
その中で、三年番茶は刈り取ってから半年から一年寝かして熟成させたあと、焙煎した番茶です。
新茶の煎茶はとても陰性が強く、体を冷やしますし、タンニンやカフェインが胃への負担になります。
ですので赤ちゃんや妊婦さんはコーヒー同様緑茶も飲まないほうがいいと思います。
いっぽうで三年番茶は陽性の強い茎や小枝を使い、さらに長期熟成した中庸に近い陽性の飲み物になっています。
栄養でいえばカフェイン０で、ミネラルの多くは残っています。
緑茶の有効成分カテキンは減ってはいますが残っていて、病人や赤ちゃん、妊婦さんにも最適です。
そのままでも体を温め消化吸収を助け、免疫力をアップさせる三年番茶ですが
実は梅やしょうが、醤油や塩とあわせることで様々なシーンで役に立つお手当てアイテムでもあるんです。
梅干しと醤油、しょうがを入れた梅しょう番茶
血行を良くして胃腸の調子を整えます。
陰性体質のあらゆる症状に効くので冷え性の人や末端が冷える人は毎日飲むことをおすすめします。
眠れないときにはごま塩入れたごま塩番茶
生理中の腹痛にも用いられます。
元気がわかないときには栄養ドリンク代わりにしょうゆ番茶
入浴や運動の前後にもおすすめです。
風邪の熱にはしょうゆ番茶に大根おろしを加えた第一大根湯
目が疲れた時には塩番茶で熱いおしぼりを作り、目の上に乗せて。
うがいにも塩番茶が役立ちます。
台所は薬箱
三年番茶としょうがと梅は、いつも台所に置いておけば
ちょっとした体の不調に役立ちます。
まさしく台所は薬箱ですね。
そうそう、三年番茶はぐつぐつと煮え立たせるといっぱい濃く出てうれしいんですが・・・
味でいうと、ポットや急須の中で蒸す感じで淹れるとさらにおいしいってことも付け加えておかなくちゃね。
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