五本指ソックスはなぜからだにいいのか
冷えとり温ちゃん最新記事
温ちゃんの冷えとりハンドブック
外反母趾と親指の役割
私たちはこの小さな足で立って歩行しています。
2足歩行に大事なのはこの太くてがっしりした親指。
実際ヒトの親指は他の霊長類と比べて極めて太くできているそうです。
この親指の先でしっかり力を入れて立つことで、背筋は伸び、歩行は安定して脳は活性化されます。
また、外反母趾の大きな原因のひとつは足の指をちゃんと使っていないことだと言われています。
手の指と比べて影の薄い足の親指ですが、実は私たちの健康にとって大事なパーツだったんです。
冷えとは無縁の昔の日本人
昔の日本人は重ね履きをしなくても、現代人ほど冷えることはありませんでした。
それは
●からだを温める旬の食材や質素で自然な食品
●からだや心にストレスとなる外的要因が少なかった
●普段からよく歩いていた
●拭き掃除や和式トイレをはじめとした日常生活の所作
●和装
などによるところが大きいと思われます。
この和装の中で、下駄や草履といった鼻緒のついた履物も
実は冷え対策にはなくてはならないものです。
鼻緒がある履き物
指と指の股根には血液を末端まで送るターミナルみたいなところがあります。
東洋医学でもここは「八風」という冷え症解消のツボ
ここを鼻緒で刺激することで血の巡りが良くなり足先の末端冷えが解消されます。
そう、草履や下駄は日本人を冷えから救ってくれる重要なアイテムだったんですね。
冷えとり重ね履きでは1枚目2枚目は五本指ソックスが推奨されています。
それは足の股根から多く排泄される毒素=深い汗を
スムーズにデトックスさせるためだけでなく
ひとつひとつの指を自由に動かすことで
血行が良くなり冷え解消に役立つというのも理由の一つ。
五本指ソックスと先丸ソックス
「いやいや温ちゃん。何枚も重ねていれば、そんなに足の指は動かないんじゃない」
そう思った冷えとりさんのあなた。
ためしに一日だけ一枚目二枚目を先丸ソックスに取り換えて過ごしてみてください。
座っているだけではそんなに違いは判りませんが、歩いてみれば違いは歴然。
厚く重ねた靴下が五本の指をぎゅっと押し込めて
「歩きにくい」「なんか痛い」「かえって冷えてる感じがする」
そんな印象が感じられるんじゃないかしら。
だから、そう
少しはめんどうでも一枚目二枚目くらいは五本指ソックスを履きましょう。
夏には下駄や草履をはきましょう
それでも「夏の重ね履きはちょっとね」「五本指靴下ってなんかはずい」というあなた
足袋や裸足で結構ですので、夏は鼻緒のついた履き物で出かけてみてみませんか?
温ちゃんは、それはそれで重ね履きに匹敵するくらいの冷えとり効果があるって思っています。
方法は一つだとは限らない
つまりは一つの方法に拘泥しないで、できなければ他の方法を探すってのも
あってもいいんじゃないかってのが今日の結論でした。
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東洋医学では症状即療法と言って、熱が出た咳がとまらないなどはすべて体が治そうとして仕組んでいることと考えます。日本古来からの知恵である民間療法や自然療法を知ることで、できるだけ病院や薬に頼らずに健康でいる方法について、この章では考えていきます。
●自然療法 ●風邪は神様からのプレゼント ●こんにゃく湿布 ●サラサラ血液とどろどろ血液 ●ヒートショックプロテイン ●千島学説と血液のお話 ●操体法 ●砂浴
体を温めることで、心や社会までも温めることができます。自分のことだけでなく世のなかや地球環境や魂の進化にまで温活と冷えとりはかかわってくると私たちは考えています。この章の記事こそが実は温ちゃんが一番伝えたいことなんです。
●心の冷えとり ●星に願いを ●レッテルを貼るということ ●買い物の話 ●セックスと陰陽 ●男社会と冷えとり ●幸福とは ●人間の成長と五行の話
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