温ちゃんです。
陽の気は温かいところにあって下に向かいます。陰の気は冷たいところを好み上に昇る性質を持っています。
だから下半身の冷えがとれると気がぐるぐる回りだし、陰陽の調和が取れるって話を以前しました。
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これってもしかして料理に応用できるのでは?
お鍋の底に陰性の強いきのこや海草を入れ、ナスやトマト、キャベツや葉物野菜、芋や根菜というように、少しずつ陽性になるように食材を入れてゆっくり下半身じゃなかった鍋の底をあたためてあげると、お鍋の中で陰陽の食材が調和して、おいしい料理が出来上がります。
これを「重ね煮」といって陰陽調和料理の基本です。
やりかたは図に従って野菜やほかの食材を入れていってください。
少しくらい順序が違っても大丈夫ですよ。
野菜は皮と身のあいだに栄養がありますのでできるだけ皮はむかずに使いましょう。
玉ねぎは回し切りとかごぼうは地から天に向かって切るとかって話はまたおいおいと。
水分の多い野菜が中心の時はお水は入れず、水分が少ない場合は誘い水として少しだけ鍋底に水をいれます。
そして最後は塩を載せふたをしたら弱火でゆっくり煮ます。
重ね煮でつくった料理は、素材の持つ本来の甘味やうまみが陰陽の気によって最大限に引き出され、だしや調味料なしでびっくりするほどおいしくなります。
え?ほんとう?というあなた。一度重ね煮と逆の順番で煮た鍋を味比べしてみてください。おもしろいですよ。
重ね煮は冷えとりの料理版です。なんだかお鍋の中でかぼちゃやしいたけが半身浴しているみたいで楽しいですね。
明日は基本の重ね煮レシピをご紹介します。温ちゃんのボスが作りました。