温ちゃんです。
時々思うんです。言葉を手に入れる前、ヒトはどうやって意思の疎通をしていたんだろう。
冷えとりが世に出る前、私たちは文盲の輩だったんでしょうか?いえいえそんなことはありません。
医者や薬に頼ることなく、あるいは漢方や整体の世話になる以前に、体が持つ自然治癒力や免疫のパワーでからだを健康にしていこうという考え方は、ずっと前からありました。
そんな人たちの必携の書が「家庭でできる自然療法」東城百合子著・あなたと健康社刊です。
いわゆる民間療法の赤本(家庭の医学)ってところでしょう。
一般の本屋に並ぶことのないこの本は自然食やマクロビの人たちのバイブル的存在で、温ちゃんも小さい頃中耳炎になったら耳の中にユキノシタの汁をつっこまれたり、風邪かなって思ったらハチミツ大根を飲ませてもらったりしたものです。
ちょっと少しだけ中を覗いてみましょうか?
気になる項目は何ですか?アトピー?生理痛?
アトピーは出てきた表面ばかり気にしてステロイドなどのかゆみ止めを塗っても治らない、内蔵の痛み苦しみが皮膚に出てきているのであって枝葉ばかり追いかけてもダメだとまず書いてあります。あれ~どこかで聞いたことがあるような。
そして次にこう書いてあります。まず肺が汚れ、腎臓や肝臓に負担が来ている。内部の元凶を正すためには食事や手当が大切だと・・
食事は肉や魚、白米などを避け、玄米や胚芽米を中心に大根・れんこん・人参・ごぼう・海草・こんにゃく・小豆・納豆・梅干などを積極的に食べ梅肉エキスやゆきのしたの青汁、びわの葉エッセンス、どくだみ茶などを摂るとよい、そしてがんこなアトピーには断食がおすすめと書いてあります。
治療法としてはしょうがシップ、芋パスタ、びわ葉療法が効いて、痒い時には幹部を輪切りにした大根でこすれとのこと、石鹸の代わりにぬか袋で体を洗うといいそうです。
生理痛は、甘いものや乳製品、肉、果物の食べ過ぎをやめて、腰湯(思い出しました、そういえば昔は半身浴を腰湯といっていましたね)や足浴をして下半身とお腹をよく温めようと書いてあります。
手当としては、大根干葉と塩の半身浴、梅肉エキスやエゾウコギの汁、蓮の実の煎じ薬、はちみつレモンドリンクなどがいいと書いてあります。
何か似てますね。
実は自然療法をずっと実践してきた人達にとっては、冷えとりは自然療法に取って代わるものではなくプラスアルファなんです。
人が本来持っている免疫力や自然治癒力が一番のお医者さんであって、それを助けるのが冷えとりや自然療法だと考えれば、冷えとりと自然療法は車の両輪なのかもしれませんね。
一家に一冊「自然療法」はぜひ備えておきたい本だと思います。
明日からは少し、自然療法の中から今の季節にあったいくつかの手当法をご紹介いたします。
ところで、温ちゃんって歳いくつだって?ヒ・ミ・ツです。
「家庭でできる自然療法」東城百合子著・あなたと健康社刊 1,680円
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https://www.tekuteku.net/products/detail.php?product_id=7591