温ちゃんです。
温ちゃんのボスが「女の人はなんで、あんなに服見せ合って盛り上がれるんだろうねぇ」と言っておりました。男の人だって車とかカメラとかでちゃんと盛り上がっているのにね。
冷えとりストリートスナップ’sの勢いがとまりません。
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さて、こちらはこちらで淡々と書いていきましょうか。今日はまた少し冷えとりから話がそれます。
ボスとたまさんの店「てくてく」はネットの世界では布ナプキンのお店のイメージが強いかと思いますが、もともとは(というか今も)有機野菜と無添加食品のお店なんです。
ボスいわく、野菜の味を決めるのは農薬を使ってないとか、ちゃんと堆肥で育てているかとかじゃない!そうなんです。
お店に並ぶ野菜や果物でも、同じように無農薬(果物の場合は減農薬も)無化学肥料除草剤なしとかいっても、おいしくて実がしまっていて腐りにくいものとそうじゃないものがあるんですね。
つきつめていくとひとつは堆肥!動物性いっぱいの堆肥をたっぷり与えられた野菜や果物は見栄えはよくても、どうも味に深みがなかったり、腐りやすかったりします。
人と一緒で野菜や果物も動物性のものをいっぱい食べているより植物性のものを少しだけ与えられるほうが元気なんですね。人も野菜も甘やかされるとどうもひ弱に育つってことでしょうか。
また堆肥は天地返しといって、上のほうの土と下のほうの土をしっかりかき混ぜることによって完熟した甘い匂いのいい土になります。土の気がちゃんと循環しているってことですね。
ハウスより露地、水をたっぷりあげるより少し飢えさせる、少し過酷なくらいの環境のほうがいいみたいです。頭寒足熱で土に陽の気をめぐらせて、土から出ている上半身は薄着にさせてあげるのがコツですね。
このあたりの話をはじめるといくらでも止まりませんが、今日はひとつだけ、「種」にまつわる話をしたいと思います。
今、スーパーや八百屋さんで買ってくる野菜、ファミリーレストランの料理の野菜、コンビニやお弁当屋さんのおかずの野菜は、まず間違いなく交配種(F1)といって、大手種苗会社が人工的に作り出したタネから育てられた野菜です。
これは、味やサイズが均等で、同じ時期にきれいに揃って収穫できるように品種改良されたものです。
大手チェーンレストランでは、野菜の味がしないものが好まれるそうです。なぜって?味はレストランがつけるので、野菜本来の味は邪魔なんですって。
現在主流となっている交配種は雄性不稔といってミトコンドリア遺伝子異常で花粉を作れない雄株を使ってつくられます。
雄性不稔とは人間で言えば、男性不妊症、無精子症、もともと子孫を残せない遺伝的に欠陥を持つ植物を大手種苗メーカーは無理やりに増やしてタネをつくり農家に売っています。いうなれば命の循環からはずれたタネですね。
野菜の受粉にはミツバチがよく使われます。雄性不稔の作物がミツバチの生殖能力を奪いミツバチの大量失踪が起きているのではとか、人間男性の精子減少は雄性不稔で育てられた野菜ばかり食べていることが関係しているのではなどという人もいます。
あくまでも憶測で証明された話ではないことはきちんとことわっての話ですが、もし本当にそうだとしたら怖いことだと思います。
交配種に対して固定種・在来種というのはいわゆる昔からあるタネです。タネを採って育てれば毎年ちゃんと育ちます。命がつながるタネです。そして味は昔の野菜の味がします。
味は個性的で濃く、成長はばらばらで、曲がったり大きくなったり小さかったり、いわゆる個性的なやんちゃなタネです。
そんなタネたちが活躍するのは家庭菜園です。秋まきは春まきより病虫害が少なく野菜は育てやすいんだって。
どうです?家庭菜園
てくてくさんでは、9月1日に在来種・固定種のタネと元気な土を扱っている浜名農園(もと芽ぶきや屋)の中村さんにタネと土の話をしていただきます。
http://www.tekuteku.co.jp/130816.html
お近くの方はぜひ足をお運びください。
ローカルな話ですみません。
ってローカルついでにもうひとつイベントのご案内。
8月25日1時半から長野県飯田市のマクロビ喫茶「ぜぜ」さんで冷えとり茶話会があります。
https://www.facebook.com/pages/%E5%96%86%E3%80%85-zeze/466076510138912
どなたでもご参加自由。500円+ドリンク代です。