柔らかくもちもちとした食感。甘味に富み食味豊かな在来種黄色い柔らかい種類です。3色のなかでは一番人気草勢強く土質を選ばずよく育つ早生種のもちもろこしです。現在とうもろこしのほとんどがF1種の中で、タネを採取すれば翌年また生産できる貴重な固定種です。
とうもろこしは、近くに別の種類を植えると混ざってしまうので単一品種を育てます。とうもろこし自体は、病気の発生がほとんどなく、虫害も、主なものは茎や実に入るアワノメイガぐらいです。アワノメイガ(芯食虫)は収穫を早めることで被害を軽減できます。栽培は日あたり良く適度な湿り気を好み、乾燥に注意します。種まき苦土石灰は3.3平方メートル辺り200g程度を散布しておきます。肥料食いですが、根の肥料吸収力も強いので、少ない肥料でもよく成長します。蒔き床に1箇所3~4粒蒔いて、ハトやカラスに食べられないようポットや枝等で防いでおきます。また、ネキリムシやヨトウムシは気がついたらこまめに取り除きましょう。覆土は3センチほど、6~9日で発芽するので10センチくらいに成長するまでに弱い苗を間引いて1箇所2本にしておきます。初期成長も遅くありませんが、草丈30センチくらにになるころからぐんぐん成長します。受粉は風に乗って自然に行われます。雌穂の先が焦げ茶色になったら早めに収穫します。 収穫が遅れると虫がつき、身も固くなり、また鳥につつかれることが多くなるので注意が必要です。
とうもろこしは他家受粉で花粉は簡単に飛ばされます。周囲500メートル以内に他のトウモロコシがないことを確認します。とくに周囲にハニーコーンを栽培しているところがあるとそのハニーコーンにもちもろこしの実が混じることがあるので注意が必要です。また風上にデントコーン(肥料用とうもろこし)があるときも固い実が混じるので栽培に注意が必要です。色の混在が気にならなければ黄もちもろこしと他の色のもちもろこしは一緒に植えても構いません。種取りは簡単です。枯れて実が乾燥してシワがよるまで樹につけておきます。カラスやハクビシンに食害されないように種子用はネットをかけておきましょう。収穫後、皮をむき逆さにして風通しの良いところに1カ月以上干してから保存します。
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