
かつおだしのような味。とろける甘さのちぢみ菜
かつお菜の特徴
おいしくつくりやすく家庭菜園におすすめ。
とう立ちが遅く長期間収穫可能です。
かつお菜は主に福岡県でお雑煮の青菜として重宝されてきました。
特にかつおだしとの相性は抜群で濃厚なスープになります。
雑煮や煮浸しに入れるとかつおのような味が濃厚に出ます。
苦味や辛味はなく特有の風味が有り、漬物、煮食においしいです。
外葉を掻きとることで長い期間収穫可能です。

かつお菜の栽培
1平方メートルあたり完熟たい肥2kgと有機肥料60gを種まきの2週間前に土によく混ぜます。
幅60~70センチ高さ10センチの平らなうねを作ります。
15~20センチ間隔に深さ1センチの蒔き溝を3列に作ります。
2~3センチ間隔に種を蒔き土をかぶせ、手のひらで軽く押さえます。
プランター栽培の場合はばら蒔きして適宜間引きします。
ベビーリーフも楽しめます。
本葉2~3枚時と、4~5枚時に間引き、最終的に5センチ間隔に1本立ちさせます。
追肥は豆まき45日後に1回程度。
GWから9月くらいまでは防虫ネットをかけると効果的です。
畑の場合、水やりは雨任せで大丈夫。
栽培容易です。

かつお菜の種取り
かつお菜は他家受粉。
10株くらい冬を越させます。
交雑を防ぐため防虫ネットをかけて隔離します。
さやが黄色く枯れたら根ごと抜き取り、日陰でさらに乾燥させます。
根ごと抜くことで種子が追熟して充実します。
種を出したら乾燥剤と一緒に冷蔵庫で保管します。