本葉12枚くらいから2莢づつなる肉厚大き目の甘いスナップえんどう。さやごと茹でて食べられます。
暖地で2月蒔き、中間地で3月蒔き、高冷地なら4月蒔きが可能。10~11月蒔きで翌年収穫の他、中間地暖地の露地で8月中下旬に蒔いて年内収穫も霜が来ない地域なら12月から翌年春まで続けて収穫できます。
Ph6.5からの中性の土壌を好み、酸性には弱い種まきの2週間前に堆肥ともみがらくん炭を施すことをおすすめします。えんどうはさやの中に5~6粒入っています。これが、一カ所に種を蒔く数の目安になります。根の広がりが30cm弱なので株間30~35センチに、1カ所5~6粒蒔きます。発芽後はお互いに絡みついて生育して寒さにも強くなります。春にポット栽培で育てる場合は、ひとつのポットに5粒前後蒔いて本葉が3枚でたら若苗で定植します。間引きはしないでそのまま大きくさせます。根は発達せず短い側根が主根の周りの浅いところに広がります。大雨や多湿に弱く、水はけのよい畑を好みます。寒さには強いですが、乾燥した北風が強いとうまく成長しませんので、その場合は北側に風よけを作ります。野菜の中でももっとも連作を嫌います。最低でも5年は同じ場所につくらないようにしましょう。後作に同じ支柱を利用してキュウリなどを育てると相性が良く育ちます。支柱は株ごとに独立させて1.7メートルほどの高さにします。まっすぐ垂直に伸びるので、支柱もできるだけ垂直に立てます。生育適温は15~20度と低温性で、寒さに強く暑さには弱いです。幼苗期は特に寒さに強く氷点下にも耐えます。そのため、晩秋に蒔いて幼苗で冬を越し春に収穫するのが一般的です。根は0度でも成長しますが、霜で浮き上がると枯れ死しますので、寒風が当たらないようにササやムギで防風してあげます。冬越しに適した苗の大きさは本葉3~4枚、草丈5~6センチ程度がいちばん寒さに強いとされています。ある程度寒くても成長するため秋にあまり早く蒔きすぎると冬が来る前に幼苗期を超えてしまいますので蒔くタイミングに注意します。越冬が難しい寒地や高冷地では春に蒔き、比較的涼しい初夏に収穫します。また、幼苗期は寒さだけでなく暑さにも強いので暖地では夏に蒔いて秋に収穫することもできます。相性のいい野菜はレタスやロケット(ルッコラ)。秋にえんどうの畦の両脇にロケットを条蒔きしておくと風よけや乾燥防止になります。また、麦の種子を一緒に蒔いておくと初期の生育がよくなりアブラムシやうどんこ病防止になるそうです。雑草対策は多くの場合不要です。越冬する前にハコベを移植しておくととてもよく育ちます。収穫は開花から20日前後。ぷりっと太ったら収穫のタイミングです。タイミングを逃すと硬くなりますので、たくさん採れるときにはこまめに畑を見て回りましょう。梅雨の終わり頃には莢も樹も枯れて収穫は終わりです。乾いて茶色くなった莢を乾燥させて充実した実を選んで瓶に入れて保存すると、自家採種したタネを利用できます。
光郷城 畑懐代表 中村訓さんメッセージ 国内での採種を増やしたい。採種農業者を増やしたい。 種の採種の 90% は海外です。そのわけは、採種価格が安すぎること。農産物の価格が安すぎること。農業が軽視されていること。 僕の農業の先生の言葉、「農業の滅びる国に繁栄はない」 よし、種採りの現場から適正価格を積み上げるのだ!! なんでも最初は民間から変わる。 小さなそして大きな一歩。
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