4~6月蒔き
タネの袋は既製品を使用している場合があります。
袋が同じなら、種はどれも同じ・・・そう思っていませんか?種の袋は袋屋さんが作っています。そして種苗店はタネ農家から仕入れたタネを、それぞれ自分のところで袋に入れて売っております。畑懐のタネは、固定種・在来種の中でも元気で優良なタネだけを集めて販売しています。もちろんプロの農家も使っているタネばかりです。野菜を育ててみれば、きっとその違いに驚くことと思います。※タネ作りはたいへん手間のかかる仕事で、国内のタネ農家はどんどん少なくなっています。大手種苗会社のタネは8割が海外生産ですが、畑懐のタネは7割が国内生産です。国内で採種できないものだけは海外に委託して栽培、採種しています。
光郷城 畑懐(こうごうせい はふう)は、浜松の種苗店です。店主の中村さんは有機農業・エコロジー関係の仕事のあと、地元浜松に戻り、実家である種苗店で種や園芸資材などの販売をはじめました。種苗の世界に戻って気がついたのは、近代農業によって日本中土も野菜も元気を失っているという現実でした。中村さんは、伝統野菜の種を探し訪ねていく中で、タネや土が本来持っている命のエネルギーに触れ、元気な土とタネを育て広めようと活動しています。
野菜を育てればタネができます。そのタネを播けば翌年も同じ野菜ができるはず・・今のタネの世界ではそんな常識が通用しなくなっています。交配種またはF1種またはハイブリッドと言って、いま市販されているタネのほとんどは、2つ以上の違った品種を人工的にかけあわせて作ったタネです。その目的は、大きく早くきれいな市場価値の高い野菜を育てたり、ある一定の病気に強くしたり、糖度を極限まで高めたりといろいろですが、できた野菜から採ったタネを翌年蒔いても、ちゃんとした野菜はできません。たとえばとうもろこし。いま市販されているピーターコーンとかハニーバンダムとかシュガーコーンとか、すべて交配種です。いっぽう昔からある野菜の種は固定種とか在来種とか言って、 採種を繰り返すことで毎年毎年同じような野菜が収穫できます。年配の方がよく「今の野菜は味がしない」というのは、タネ自体が変わっていったというのが大きな理由です。F1種が中心となったいま、タネは種苗店から買うのが当たり前になっています。そしてそれは、農家が本来おこなっていた自給という営みを、すくなくとも種の世界では他人の手に委ねてしまったということです。固定種のタネを育てるというのは、伝統を守るということにもつながるのです。
自家採取した種で野菜を作るとどうなるでしょうか?固定種の種は味が良く栄養価が高いのですが、市場に出すときに大きな欠点があります。まずひとつは、種一つ一つが個性があるということです。大きくなるものならないもの、早く成長するもののんびり成長するもの、味一つとっても、みんな同じ味というわけではありません。規格が揃わないというのは市場出荷にとっては致命的です。 大きさが不揃いのダイコンは、市場で買ってくれませんし、一度に揃って成長しないということは、農家の手間を増やします。私たちがスーパーで野菜を買うとき、すらっときれいで形が揃って肌が綺麗なものを選ぶ限り、固定種の野菜は流通に乗ってはきません。また、今は野菜の流通量の7割が外食や調理惣菜用と言われていますが、外食産業や機械調理には固定種の野菜は使えません。量り売りの八百屋が消え、スーパーに揃った野菜が並ぶようになり、外食産業がひろまり、コンビニでお弁当を買う時代には固定種の出番はありません。
学校で習ったとおり、野菜は雄しべの花粉を雌しべが受粉して実ができて種ができます。遺伝子の多様性を守るため自家不和合性といって、一般に植物の多くは自分の花粉では実がならず、同じ種類の他の株の花粉で受粉するようにできています。なかには雄性不稔といって、突然変異によって雄しべがなかったり花粉ができなかったりする個体が現れることがります。この子孫を残せない個体だけを集めて、他の種類の野菜の花粉と人工的にかけあわせて採種したものが交配種です。自然は本来の姿に戻ろうとする力があるので 中にはたまに雄性不稔の株に混ざって正常に花粉を作れるものも現れます。そんな正常な株をみつけては取り除くというのが種苗会社の作業員の仕事になっています。つまり、自分で子孫を残せる正常な個体を排除して、雄性不稔という遺伝子の異常を利用して育てた種だけを集めて作ったのが交配種なのです。 そして、気がつけば私たちの周りは自分では子孫を残せない遺伝子の種で作られた野菜ばかりを食べているということになってしまっています。大量生産・大量消費や便利さを追求することで行き着く先にはどんな未来が待っているのか。時に心配になることもあります。
固定種の種は交配種に比べるとずっと個性的で、同じ時期に一緒にまいても同じように育ってはくれません。でも、家庭菜園では見た目やサイズより味が良いほうがいいですね。おいしい野菜を作るための手間は喜びです。。じっさい固定種のきゅうりやなすで作った漬物はびっくりするほど美味しいものです。農家が作らないからこそ、家庭で固定種のタネの野菜を育ててみませんか?そして、できれば頑張ってタネを集めて、翌年また同じように育ててみてください。 種は一年で一万倍に増えると言われています。固定種を育て、種をとり、またそれを翌年蒔くことで命の循環を感じてみませんか?
やせた土地でも大丈夫。土質を選ばずどこでも簡単にできます。
含油量が50%の健康栄養食品です。
草丈1m、さやは熟せば黒くなり中に多数うの種実を宿します。
●自家菜園の野菜で農薬の心配なし ●F1種ではないので、自家採種も可能です。 ●野菜を自分で作って、家計にも体にもやさしい
--栽培方法--
種まき3~4週間前に3.3平方メートル辺り苦土石灰300gまいておきます。
種まき2週間前に完熟堆肥シャベル6~10杯をうね全体に施し、幅50センチ高さ5センチのうねをつくります。
種まきは条まきに種まき後は鳥に種をついばまれないように、敷き藁を敷いておきます。
敷き藁は乾燥を防ぐ意味もあります。
幼苗期の成長は遅く、雑草に似ているので間違えて抜かないように注意。
生育に従って順次間引きを繰り返し草丈が20センチくらいまでに株間20~30センチになるようにします。
ごまは多肥を必要としません。はじめは成長がゆっくりでも
夏の太陽でぐんぐん育ち草丈2m近くなります。
草丈20~30センチくらいから脇芽がでますが、これは摘み取って一本立ちにします。
やがて5節目くらいから上の葉脇に3こずつ筒状の淡い紫がかかった白い花をつけ始めます。
ごまは病害虫も少なく、栽培はきわめて簡単です。
収穫は8月下旬以降、下段のさやがはじけだしたら根元から刈り取って収穫します。
大きな紙袋に逆さに入れて茎を30~40センチに切り、日陰干しにして
十分乾燥したら袋の中でさやから脱粒して分別後、フライパンで炒って保存します。
参考:農薬を使わない野菜づくり 徳野雅人著 マルジュ社
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フリーダイアル 0120-787-980
※種は早目に用意しましょう。播種はタイミングが大事です。早すぎても遅すぎても上手に育ちません。シーズンになると一時品切れになる場合もございます。余裕をもってご購入いただくことをおすすめします。
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