四季を通じて栽培でき、播種後60日くらいで収穫できます。葉・茎ともにやわらかくビタミンが豊富に含まれています。元気がよく作りやすいため、家庭菜園に最適です。チンゲン菜とのかけ合わせではなく、成長スピードのばらつきがあり束ねるのが難しい品種そのため市場ではほとんどお目にかかることはできません。昔小松菜のおいしさを味わうためには自分で栽培するのがほぼ唯一の方法です。東海地方でおもに栽培されてきた味の良い品種で、葉っぱがしゃもじ型なのでしゃもじ小松菜の名前がついています。栽培は容易で、プランター栽培ならほぼ周年栽培可能。ベビーリーフのうちから楽しめます。
小松菜は土を選ばず、連作も可能なので、その作りやすさから、家庭菜園では特に好まれている野菜の一つです。寒さにも暑さにも強いのですが、夏は虫害をうけやすいのでこの時期を避けて栽培すれば農薬を使用しないでも栽培可能です。特に秋まきは虫害が少なく、味・品質ともにいいものが収穫できます。土作り苦土石灰またはカキガラ、消石灰等を1平方メートルあたり200gほど散布して土とよく混ぜて蒔き床を作ります。土が肥えていい状態なら肥料は不要。土が痩せている場合は完熟鶏糞と草木灰を1平方メートル辺り200gほど入れて50センチ幅のうねを作っておくといいでしょう。種まきうねの中央に幅15センチほどのまき溝をつくり、条間を10センチとって2列に筋播きします。散水は種まき前に、蒔き終えたら種の2~3倍に土をかけて軽く押さえます。3~4日経って発芽、本葉が1~2枚になったら混みすぎている箇所を徒長苗や傷みのあるものから、少しずつ間引いていきます。間引き菜はベビーリーフとしてサラダに使えます。小松菜はある程度の密植を好むので葉と葉が適度に触れ合う程度にするとよいでしょう。無肥料のものは初期の生育は遅いが、じっくり太らせて葉肉の太いものができれば美味となります。栽培のポイントと採種冬を越した小松菜は春にとう立ちしますが、つぼみは菜の花として食べられます。また花が咲いたあと大株のものを抜き取らずに残しタネを採種します。うねを耕さなければこぼれ種からもできるのが特徴です。こぼれ種からの自然発芽は時期のタイミングが良いためか良質のものができるといいます。不耕起・無肥料で作ると生育は遅いけど味はいい小松菜ができます。生育障害や病害虫を防ぐには未熟肥料を使用しないようにすれば小松菜の栽培は難しくないといわれています。
春トウ立ちした株から採種します。アブラナ科は同じ株の花粉では受粉しにくい他家受粉なので採種用の株は10本以上用意しましょう。また同じグループ同士も交雑しやすいので距離を離しておくか、防虫ネットで隔離して自家採種します。同じグループとはタカナ・カラシナ・水菜・野沢菜・サラダ菜などです。サヤが黄色くなってきたら根ごと抜き取りさらに乾燥させてから叩いて採種します。根ごと抜き取ると追熟して種が充実します。タネの休眠期間は採取後1~3カ月なので、春採った種で秋まくときは2~3日冷蔵庫で冷やして休眠を打破させて蒔くと早く発芽します。いい状態で保存されれば種子は古いほうが発芽は良くそろいます。
※種は早目に用意しましょう。播種はタイミングが大事です。早すぎても遅すぎても上手に育ちません。シーズンになると一時品切れになる場合もございます。余裕をもってご購入いただくことをおすすめします。
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